出世や昇給にも影響する?

どんなカイシャにも「派閥」ってあるの?

2011.03.01 TUE



イラスト/東京キリマンジャロ
「人が3人集まれば、派閥ができる」という言葉があるが、やはりどんな会社にも派閥はあるのだろうか。次期社長の座を巡り、副社長派と常務派が熾烈な派閥抗争を繰り広げるなんて、映画や小説の中だけの話では…。

「ほとんどの会社に今も派閥はありますよ。そもそも、原始時代から人間は相手が味方か敵かを判断し、味方であれば仲間になる生き物。そして、仲間が増えればグループになります。これが派閥の原型。だから、いつの時代にも派閥はあるし、むしろない方が不自然ですよ」

こう説明してくれたのは、『稼いでいる人が20代からしてきたこと』などの著者で、東京ガス西山経営研究所所長の西山昭彦先生。事実、本誌が実施したアンケートでも47%が「派閥はある」と回答している。でも、派閥というと、どうしても悪いイメージを抱きがち。出世や昇給にも影響しそうだし…。

「会社より派閥の利益を優先すると問題です。ですが、ほとんどの派閥は所属部署や出身大学などがベースの、緩やかな社内ネットワークのようなもの。掛け持ちだってOKですし、出世や昇給にマイナスに働くことは、まずありません」

成果主義が浸透している今、実力よりも派閥優先の人事はほとんどない。ただ、同じ実力ならば、派閥を通じて顔見知りになっている人の方が抜擢されやすくなることはあるようだ。では、やはり派閥には属しておいた方がいい? 

「派閥なんて意識せず、ネットワークを広げるつもりでいろんな会合や飲み会に顔を出しておけば十分。一般社員にとっての“派閥”は、その程度のものなんです。ただ、新入社員は会合へ誘ってもらえるよう、とにかくやる気をアピールすることが大切です」

どうやら、一般社員にとって、派閥に属すのは得はあっても損はなさそう。入社直後は目の前の仕事に全力を注ぎ、仕事に慣れたら派閥をうまく利用していくのが吉のようだ。
(鼠入昌史/Office Ti+)


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