そういや知らない「アレの値段」

第12回 ネットでの「著作権使用料」はいくら?

2011.05.17 TUE

そういや知らない「アレの値段」


たとえどんなに音痴だったとしても、自分のブログで著作権がある他人の楽曲をネット上で「歌ってみた」なら、ちゃんと使用料を払いましょう(写真はイメージです) 写真提供:tsukat/ PIXTA

ブログで「歌ってみた」場合のお値段は?



今では動画配信サイトの定番ジャンルとなった「歌ってみた」動画。著名な楽曲を、自分の演奏で歌いネットにアップする場合、サイトを運営する事業者が著作権管理団体と契約を結んでいるYouTubeやニコニコ動画などなら、ユーザーが著作権使用料を払う必要はない。

しかし、自分のブログで“歌ってみる”となれば話は別。この場合、どれくらいの著作権使用料を払う必要があるのだろうか?

というわけで、今回お話を伺ったのは、主に音楽の著作権の管理を行っている一般社団法人・日本音楽著作権協会。自分のブログやホームページで“歌ってみた”場合、アフィリエイトなどの広告収入があるケース(商用配信とみなされる)と、そうでないケースとで使用料が変わるという。

「さらにダウンロードできるファイル形式なのか、ストリーム配信にするのかでも料金が異なります。まずは商用配信の場合。ダウンロード配信なら、10曲ごとに月額6000円。たとえば11曲なら6000円+6000円で1万2000円となります。ストリーム配信の場合は、曲数にかかわらずサイトの月額広告収入の3.5%もしくは月額5000円のどちらか多い方となります」 一方、広告収入のない非商用配信の場合は、

「ダウンロードなら、ダウンロード数にかかわらず1曲あたり月額150円。ストリームの場合も1曲あたり月額150円。ただし非商用配信の場合は、ストリームでも1曲ごとの計算となる点にご注意ください」

とのこと。さらにダウンロード配信の場合は曲数によって料金が異なり、7~10曲までは月額1000円。11曲からは10曲単位の計算となり、11~20曲は2000円、21~30曲は3000円となる。なお、原曲のカラオケを使ったり、原曲を直接配信したりするのは基本NG。どうしても使いたければ、別途アーティストやレコード会社側と交渉しなければいけない。

調べてみると、なかなか複雑だったネットにおける著作権使用料。個人のブログで歌ってみたい方は、くれぐれもご注意のほどを! 自分の歌声に自信があって、アフィリエイトで稼ぎたいっていう人なら使用料を払ってチャレンジしてもいいかな、っていうお値段でしょうかね? ある意味、YouTubeやニコニコ動画の便利さを再確認してしまいました。

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