自粛ムードはもう終わり!?

大阪発は前年比1.5倍!夏の海外旅行予約が絶好調の予感

2011.05.25 WED

例年GWを海外で過ごしていた友人が、今年は渡航を断念したという。聞けば「地震で国内が大変な時に、自分だけ海外で遊ぶのは申し訳ない気がして…」とのこと。

震災直後に広がった自粛ムード。GW前には海外、国内ともに旅行者の減少が伝えられていた。もうすぐ夏休みの旅行シーズンを迎えるが、こうした傾向はしばらく続くのだろうか?

「いえ、じつはここにきて旅行マインドは急激に上向きつつあります。GWに関しても確かに出足はかなり悪かったものの、自粛ムードから『観光(旅行)が日本を元気にする』と世論が切り替わったため、結果的に国内の宿泊予約数は昨年を上回っています」(じゃらんnet)

特に今年はGW直前の「駆け込み需要」が多かったようだ。じゃらんnetにおけるGW前1週間の予約数は前年比最大140%※と大きく上回っている。また、旅行会社大手の近畿日本ツーリストでも同様の傾向がみられるという。

「確かに今年のGWは直前になって国内旅行ツアーの需要が急激に高まり、1週間で前年比140%の申し込みがありました。当社だけでなく、今年は間際でのネット予約が多かったのではないかと思います。自粛ムードや余震への不安が少しずつ解消されていくなかで、旅行モードにチェンジした人が、ネットで気軽に申し込める国内旅行に殺到したのではないでしょうか」(近畿日本ツーリスト広報担当)

どうやら旅行マインドはかなり回復している模様。では、これから夏休みに向け、人気の旅行先はどこなのか。

「国内ではGWに続いて西日本の予約が好調です。特に九州新幹線の全線開通でぐっと便利になった九州や、これからベストシーズンを迎える沖縄ですね。また、関東近郊では停電・節電施策にともなう『避暑地エリア』の集客誘致が、復興へ向かう東北エリアでも『節電・ロングステイ』と銘打ち、集客へ向けた取り組みが始まっています」(じゃらんnet)

一方、海外旅行の状況はどうなのか? 海外旅行検索・比較サイト『AB-ROAD』によれば

「ツアーと航空券の予約は前年比の110%前後で現在推移しています。全体として、円高などを背景に好調だった震災前の問い合わせ状況に戻った印象ですね。出発地別にみると東京発はツアーが前年比98%、航空券が前年比100%。名古屋発はツアーが前年比116%、航空券が前年比102%。大阪発はツアーが前年比147%、航空券が前年比131%と西日本にいくほど調子がいいようです」※

夏の旅行シーズンに向けた予約はまだ始まったばかりだが、国内、海外とも出足は好調。
加えて、今年は節電などでメーカーの夏休みが分散、長期化することが予想され、旅行需要がさらに高まるといわれている。

夏休みの旅行計画は早めに立てておいた方がよさそうだ。(榎並紀行)

※7、8、9月出発についての3月1日から5月10日までの問合せ数より

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト