日常に潜む仕草のモテポイントを解説!

殺伐とした街にさわやかさをお見舞い。ビニール傘でモテる

2011.06.09 THU

モテリーマン

雨のシーズン、都会はグズグズだ。歩道には泥水のようにのろのろ歩く人々。スペースを取りまくる傘。電車やバスのなかでは、傘の水滴による水害で、殺伐とした空気が生じる。

モテリーマンは、そこに吹く初夏のそよ風。手にした傘は透明のビニール製。これが彼に華麗なステップワークを約束する。透明ビニールなら、どう差しても向こう側の状況を確認できるからだ。晴天時以上にスムースに歩道をクルーズするのは道行く見知らぬOLちゃん(=MMO)に何か(例:足を滑らせる、水たまりにはまるなど)あった場合でも、すぐ対処できるように。見事に対抗者をスルーするだけでなく、その姿で人々を魅了できるように。電車やバスに乗る直前には、超高速で傘を開閉。まるで 乾燥の神 にでも憑かれたかのように、パーフェクトに水滴を切る。からっからに乾いた彼の傘(=K5)の周囲には、OLちゃんたちが集うという。

そして、ビニール傘ならではの大技が…。



※フリーマガジンR25 148号「プチスマートモテリーマン講座」より

  • 雨を防ぎつつ、周囲の状況を把握。

    傘越しに風景を見てスムースに歩む。おもに横殴りの雨のときに効果的だ。歩道の空き度合いによって傘の開きを微妙に調整して進む。風がなく、真上から降るときはできるだけ高い位置で。“地球に差す”イメージで差す
  • 〈マッハ・レイン・カット〉

    屋内に入るときや電車に乗るときには傘の水切りを存分に。傘を斜め下に向けて超高速開閉。完璧な水切りを目指すのだ。水切り先は、歩道の水たまり。周囲の人にかからぬよう、すでにそこそこ水のある場所ゆえ。念のために傘袋も用意
  • タイフーン・リポーター

    豪雨×強風という条件が成立したときのみ。強風に対してベストポジションをとると、ビニール傘は強制リバーシブル化。台風レポートのコミカル・シーンを再現するだけでなく、これから外に出るOLちゃんに風雨の度合いを身をもって知らせるのだ
殺伐とした街にさわやかさをお見舞い。ビニール傘でモテる

武田篤典(steam)=文
text ATSUNORI TAKEDA
Shu-Thang Grafix=絵
illustration SHU-THANG GRAFIX

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