日常に潜む仕草のモテポイントを解説!

文化的で加圧で実用的。とりあえず手首に。輪ゴムでモテる

2012.03.22 THU

モテリーマン

男は、文庫本をわしづかみにし、手首に輪ゴムをはめている。彼はモテリーマンである。その輪ゴム手首ウィズ文庫本が意味するところは何だろうか――まず、2冊以上の本を買ってきたということ。輪ゴムでまとめられているのは複数冊を購入したからだ。そしてエコロジストだということ。わしづかみが、書店の袋を遠慮したことを示している。さらには、まとめていたはずの輪ゴムがすでに外されている…つまり、書店からこの場に至るまでの間に、もう本を開いたことになる。相当な本好きにしてエコにも関心がある男。そうした文系テイストに相反して、本の持ち方のワイルドなこと! このとき彼の手の甲には、男らしい血管がビクンビクンと浮き上がっているのだ。それはひょっとしたら手首に巻かれた輪ゴムの加圧によるものかもしれないが。

そう、輪ゴムはモテだ。高級機械式腕時計を凌駕するモテ・アイテム。時計はポテチの袋を縛ったり、撃ったりできないから。

※フリーマガジンR25 165号「プチスマートモテリーマン講座」より

  • 本好きでエコでプチ・マッチョ。

    どれをとってもモテ的に悪い要素ではない。手首に輪ゴムを巻いて文庫本をわしづかみにするだけで実現可能(本文参照)。またファッション的にも、輪ゴムの持つ事務感が腕時計とマッチ。“仕事の人”のイメージを醸し出す。
  • 合言葉は〈MOTTAINAI〉

    たとえば、社内でのお茶の時間。食べかけで残ってしまったおやつ類にすばやくクルクルパチン。翌日、おやつの残りを食べるとき、OLちゃん、彼を思い出す。それはおやつの袋に巻かれたミサンガ。貧乏性が嫌いなOLちゃんには響かないかもしれんが
  • ときには〈ザ・ボディガード〉

    彼女の足に手を伸ばすエロ係長に。妊婦ちゃんを尻目に座席を譲らないヤングに。正義の輪ゴムを炸裂させよ! 悪者を倒すことはできないが、異を唱えることはできる。高級機械式腕時計では、異を唱えることもできないだろう
文化的で加圧で実用的。とりあえず手首に。輪ゴムでモテる

武田篤典(steam)=文
Shu-Thang Grafix=絵

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