日常に潜む仕草のモテポイントを解説!

呆然、戦慄、母性、弛緩。心を揺さぶる缶コーヒーのおごり方

2012.05.03 THU

モテリーマン

「おごったから、ステキがれ」というのは、脅迫だ。 ステキがる が正しい語か否かはさておき、金銭で人心を買うのは卑劣なやり方である…たとえ額が120円であろうと。

モテリーマンがおごるのは、一度にたくさんの缶コーヒーを手にしたいから。缶はあくまでも建築資材。目的はそれらを利用した建築物(=缶築物)でアピールすることだ。

近づくモテリーマンに気づいたOLちゃんたちは、まず呆然とする。彼の手のなかの缶築物があまりに荘厳だから。そして次の瞬間、戦慄する。缶築物の 最上階 の1本のふたが開いている! こぼれるリスクを負いながら、美しい建物をキープ。しかもよく見ると「あったか~い」を直接持っている。灼熱のホット缶に素手で耐えていたのだ! 

キレイ→ドキドキ→キャー熱そう→グビリ、ホッ(飲んで一息ついた音)。OLちゃんたちの心はジェットコースター状態だ。

最大の問題はOLちゃんの人数。ひとりやふたりでは、缶築物は建てられないのである。

※フリーマガジンR25 90号「プチスマートモテリーマン講座」より

  • 神秘のパワーとともに…

    〈クフ〉は缶コーヒーのピラミッド。普通、缶は上下でフィットする構造になっているが、ピラミッド状に互い違いに組むと安定感は損なわれる。承知の上だ! よく見ると、手元の缶は超ホットである
  • アジア建築の静謐がここに

    〈33〉の、デザインモチーフは京都の三十三間堂である。見た目は地味だが、驚くべき技術が隠れている。缶同士が接するのはサイドの曲面のみ。これで平屋を維持するのは至難のワザなのだ
  • シンプル、モダン、そして驚愕

    単純にタテ方向に積み上げた〈タワー〉。これがOLちゃんたちに近づくにつれ変形するのだ。その名は〈ピサ〉。傾きながらも決して倒れない斜塔状態をキープしつつ、缶築物が近づいてくるオドロキよ!
呆然、戦慄、母性、弛緩。心を揺さぶる缶コーヒーのおごり方

武田篤典(steam)=文
Shu-Thang Grafix=絵

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト