「体臭キツいと消臭スプレー」なんて話も…

「職場いじめ」深刻な実態

2012.08.23 THU


アンケートには「ロッカーにぬいぐるみを入れられていた」というエピソードも。ふざけているつもりでも、相手が不快なら「いじめ」と認識したい
イラスト/タナカケンイチ
あとを絶たない学校での「いじめ」問題。伝え聞く内容には心が痛むばかりだが、いじめは学校だけの問題ではない。社会人だって、会社でハラスメントという名のいじめに遭うことがある。そこで「職場いじめ」の実態について、25~34歳の男性有識者300人にアンケート調査を行った。

まず、「自分が関わっていたかどうかにかかわらず、職場にいじめがあったことがある?」との質問に「はい」と答えた人は23.7%。実際に「いじめを受けたことがある」という人は全体の14%(約7人に1人)に上った。

いじめの内容を複数回答で尋ねたところ、最も多かったのは「仕事を振らないなどの無視」(39.2%)、次いで「侮辱や脅迫などの嫌がらせ」(36.5%)という結果に。「無視」と答えた方からは「空気として扱う」「仕事を教えない」など、痛々しい体験談が寄せられた。「嫌がらせ」のほうも、「ロッカーに死ねと書かれていた」「体臭がキツイ人にファブリーズをかけて笑っていた」などの被害が報告され、もはや「嫌がらせ」では済まされない実態が垣間見える。驚くべきは4番目に「殴る・蹴るなどの暴力」(13.5%)が挙がった点。「背後から蹴り」など、とても職場とは思えない。そのほか「忘年会に呼ばないなどの仲間外れ」(12.2%)など、陰湿ないじめも少なくないようだ。

さらに深刻なのは、いじめが最終的にどんな結果をもたらしたか、ということ。アンケートでは「いじめられていた人が休職、退社するなどして終わった」と答えた人が37.8%と最も多く、「いじめていた人が会社から処分を受けて終わった」との回答は9.5%に過ぎなかった。被害者が泣き寝入りしている実態がうかがえる。

職場でのいじめは、決して見過ごしてはいけない行為。お悩みの方や目撃してしまった方は一人で抱え込まず、各自治体の労働局や労働相談センターにご相談を。
(橋川良寛/blueprint)


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