日常に潜む仕草のモテポイントを解説!

地続きのデンジャー・ゾーンベランダの本質を理解し、毅然たる態度で、佇む

2012.11.22 THU

モテリーマン

ベランダは、危険な場所である。部屋から地続きなので気づかないが、そこは社会なのだ。鼻をほじり、尻を掻き、屁を放ったって構わない。が、リスクは負わねばならない。近所で“鼻くそ尻カユオナラ氏”と呼ばれたとしても、責任は本人以外の誰にもない。

とはいえ、わざわざタキシードにオールバックでキメるのは、やりすぎ。逆に“セレブさん”と名づけられてしまう(使用例:『ああ、あのセレブさんね(笑)』)。

誰もが普通に到達できるのに、魑魅魍魎が渦巻く魔境――ベランダに、モテリーマンは毅然と立ち向かう。適度にリラックスし、決してモテを打ち捨てることなく、佇む。

アクションやポーズより、大切なのは意識。そこでモテが発生し得るということが念頭にあれば、誰だって簡単に佇むことができる。

普通、都心で高層であるほど、“社会度”は増すが、ことベランダに関しては、低層なほど危険。通行人や、隣りのオバチャンにも見られることになるからだ。

※フリーマガジンR25 62号「プチスマートモテリーマン講座」より

  • 〈ダークサイド!〉

    ぼんやり。悩。呆然…普段、スーツでハツラツと出勤する彼を見たことがある人にとっては異様な光景だろう。でも「放っておけない」心も生まれる。隣人ちゃんと、手すり越しに目が合う恐れもあるが、それが“はじまり”かもしれない
  • 〈ハードアクション!〉

    ベランダは地味だ。そんななかでもっともハードなアクションが、洗濯したタオルやシーツをパンパンと引っ張る作業。タオルはビビッドな色を選び、キモノの裏地が見え隠れするようなチラリズムを演出。「ちゃんと洗濯する人」のパブリシティにもなるのだ
  • 〈雲見番〉

    ゲラゲラ笑う人がいれば周りの人は笑顔になる。雲を眺め、風を感じ、口笛が流れ出て、目が合ったおばあちゃんに会釈し。徹底的に和む。それは幸せのおすそ分け。しかしモテリーマン、気は抜かない。決して尻を掻いたり、放屁したりはしないの
地続きのデンジャー・ゾーンベランダの本質を理解し、毅然たる態度で、佇む

武田篤典(steam)=文
Shu-Thang Grafix=絵

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