アプリ開発エンジニアは常に人材不足

転職市場活況! 狙い目業界は?

2013.02.07 THU


流通小売業界でも、自社のECサービスに対応できる人材を求める傾向があるという。IT系人材はIT業界以外でも重宝されている 画像提供/PIXTA
文部科学省と厚生労働省が1月に発表した調査によると大学生の就職内定率は75.0%。新卒就職市場は依然厳しい。しかし意外にも、転職市場はここ数年堅調だというのだ。

「弊社に寄せられる求人の動きからみると、求人数は堅調に右肩上がりを続けています」とはリクルートキャリア広報の鶴巻百合子さん。同社によると2008年1月の転職者求人数は10万人台だったが、リーマンショック後3万人台まで一気に下落。だが、10年4月以降増加に転じ、以来、伸び続けているという。でも、求人数が増えている“実感”はないのだが…。

「企業の採用意欲は高まっていても、求められる人材の“質”がかなり重視されてきています。例えば営業職なら『法人営業3年以上の経験者』、かつ『英語力のある方』など。即戦力を求めて求人条件を絞る企業が目立ちます」(同)

採用意欲は伸びているものの、求められているのはハイスペックな人材。“並スペック”の人材には依然厳しい求人環境のようだ。ともあれ、求人ニーズが大きいのはどんな業種や職種なのだろう?

「現在、求人数の伸びに勢いがあるのはインターネットの専門職、特にスマートフォン分野。アプリ開発エンジニアは常に人材不足です。また、自動制御装置のついた自動車など、IT技術を応用した製品が増えたことで、組込エンジニアのニーズも高まっています」(同)

やはり専門性が必要なのか…と思いきや、ネット業界にはこんな傾向もあるのだとか。

「変化の激しいネット業界は、常に新たなビジネスを生み出そうとしています。そのため、今までにない発想を持つ人材を求めて、あえて細かな“条件”を設けずに募集する企業も増えています」(同)

無論、それはそれで高いハードルだが、若さや個性を活かした発想が武器になるのは確か。今からエンジニアを目指すよりはチャンスが大きいかも!?
(駒形四郎)


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