年100万円まで非課税に!

「NISA」口座開設の超基本

2013.07.18 THU


現在のところNISAは2023年までの時限措置。なお、現在持っている株や投資信託をNISA口座に移すことはできないので要注意 図版作成/blue vespa
株高に沸いた2013年上半期の日本経済。この機に乗じて荒稼ぎした投資家も多いといわれるが、景気のいい儲け話に触発され、株に興味を持ち始めた人もいるのではないだろうか。そんななか、来年1月からは投資マインドをさらに後押ししそうな制度がスタートする。NISA(ニーサ)こと、「少額投資非課税制度」だ。現状、株式投資や投資信託の売却益・配当金には約10%の所得税が課税されるが、この制度を使えば1年で100万円、最大で500万円までの投資で得た利益について5年間にわたり非課税となる。

「NISAはイギリスで約15年前から導入されているISA(アイサ)をモデルに作られたもの。イギリスでは約4割の国民がISA口座を持っていて、日本でもこの制度を使い少額からトライアル的に投資を始める人が増えるのではないかと見られています」とは株初心者アドバイザーの竹内弘樹氏。金融機関によるNISA口座の予約受付はすでに始まっていて、11月頃には開設が可能になるとか。

「口座を開設すれば毎年100万円の非課税枠を使って株式投資や投資信託ができます。ただし、たとえば60万円で購入した株式を売却したら、その年の非課税枠は残40万円になるので、短期間で売買を繰り返す取引には不向き。中長期の投資を促進するのが、NISAを管轄する金融庁の狙いです」(同)

なお、NISA専用口座の開設は1人1口座に限られる。また、一度口座を作ると、4年間は他社に乗り換えることができない。そのため各金融機関は様々なキャンペーンを実施し、激しい顧客の争奪戦を展開中だ。

「せっかくの非課税枠も、金融機関の取引手数料が高いと意味がありません。初めて株取引口座を作るなら、手数料の安いネット証券などを検討するといいかもしれません」(同)

ちなみに、政府のNISA目標投資総額は25兆円。目論見通り、市場活性化の起爆剤となるか、要注目だ。
(榎並紀行/やじろべえ)


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