転職者100人に聞いた

転職を家族や恋人に言うタイミング

2014.01.04 SAT


転職を考えるときに気がかりなのが、家族や恋人が理解してくれるかどうかということ。いつ伝えるべきか? もしも反対されたら? と、気になる方も多いのではないでしょうか。転職を家族や恋人に相談した人は、どのように伝えたのか。100人に体験を聞きました。

家族や恋人に相談してから転職した方に、「もっとこうしておけばよかったと思うこと」はないかを聞いたところ、過半数の人が「特にない」と回答。続いて 「もっと早く伝えるべきだった」、「もっと丁寧に思いを伝えればよかった」と、タイミングや伝え方を反省する声が挙がりました。

また、それぞれに転職の満足度も聞いたところ、 「もっとこうしておけばよかったと思うことはない」という人は、80%が「大変満足」または「まあ満足」と回答したのに対して、何らかの後悔や反省がある人ではその割合が50%と大きくダウン。満足のいく転職をするには、身内のスムーズな理解が大切だといえそうです。

転職活動を始める段階から家族や恋人に自分の思いを伝えておくことで、強力なサポートが得られ、心おきなく転職活動ができる。そのことが、転職の成功に与える影響は少なくありません。

「反対されるかもしれないことを考えると、言い出せない」という人もいるかもしれませんが、転職はいずれは明らかにしなくてはいけないこと。伝えにくい場合でも、勇気をもってきちんと伝えることが大切です。

では、家族や恋人には、いつ転職の意思を伝えたのでしょうか。調査では、「面接後」や「内定後」という人は少数派。全体の76%が「転職活動を始める前」と回答し、「面接前」の15%も含めると、実に9割もの方が、本格的な選考を受ける前に身内に伝えています。

具体的な伝え方は、 「現状の不満や不安を伝えた」が1位(表1)。面接では、前職の不満に触れることはタブーですが、家族や恋人には本音を率直に伝えた方が多いようです。また、 「現状の不満や不安を伝えた」人のうち約3割は、「今後のビジョンを伝えた」とも回答。単に不満を訴えるだけでなく、前向きな転職の軸も伝えることで、身内の理解を得ていることがわかります。

3位と4位に「相手の意見を聞いた」という回答が挙がっていることも、注目すべき点。転職は自分だけの問題ではなく、身内にも何かしらの影響があるものだと考えると、相手の声に耳を傾ける姿勢を持つことも大切だといえそうです。

調査結果からも明らかなように、家族や近しい人たちに転職を理解してもらうには、早い段階で率直に伝えることがポイント。加えて、日頃のコミュニケーションを欠かさないことも大切です。転職を具体的に検討する以前から、今の仕事ついて思うことや今後はどうしたいのかといったことを伝え、周囲の考えも聞いてお互いの価値観を共有しておけば、いざというときにスムーズな理解を得ることができます。

転職の意思を告げられた家族や恋人の反応は、どのようなものだったのでしょうか。アンケートでは「心配されたことは特にない」という回答が最も多かったものの、2位には「年収のダウン」がランクイン(表2)。心配する理由には、「収入減が生活に響く」、「将来が不安」という、生活面への影響を懸念する声が多く聞かれました。

また、30代に限定して見ると、 「心配されたことは特にない」という人の割合は29.3%に低下します。30代といえば結婚する、子どもが生まれるなど、生活面での変化を迎える人も少なくない時期。そこに転職が重なることで、身内が不安を抱くケースが多いといえそうです。

家族や恋人が心配するのは、年収ダウンなど主に生活面での問題です。自分の転職が身内にも少なからず影響を与えることを自覚して、心配をかけないように調整をして進めましょう。

ちなみに、「心配されたことは特にない」と答えた人の73.8%は、転職活動を始める前に身内に転職の意思を伝えています。一方で、何かしらの心配をされた人の中で、前もって転職の意思を伝えていたのは55.2%。身内には、やはりできるだけ早い段階で相談することが大切だといえます。

調査方法:外部機関によるWEBアンケート調査 実施期間:2010/8/26(木)~8/27(金)
調査対象:身内に相談してから転職した方 100名

※この記事は2012年06月に取材・掲載した記事です

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