成功者100名に聞きました

キャリアチェンジ転職成功の秘訣は

2014.01.21 TUE


業界または職種を変える「キャリアチェンジ転職」に成功した100名にアンケートを実施。厳しい転職市場の中、難易度が高い挑戦を成し遂げた原動力や入社後の満足度などを、2回シリーズでご紹介します。1回目のテーマは「成功の秘訣」。キャリアチェンジの理由や、応募書類・面接のコツなどを探ります。

キャリアチェンジした人たちは、厳しい転職市場でなぜ、あえて未経験の職種や業界を選択したのでしょうか。
転職理由を聞いたところ、4割が「どうしてもやりたい仕事が他にあった」と回答(表1)。「どこで働くか」よりも「どんな仕事をするか」を重視する価値観や「やりたい仕事」を追求する熱意が、原動力になっているようです。

やりたいと思える仕事をするためには、業界や職種を変えることも厭わない──熱意は、転職成功に欠かせない大切な要素です。ただし、キャリアチェンジをするなら、多かれ少なかれ今までの経験を捨てる覚悟も必要です。

また、未経験だからといってイチから育ててもらえるわけではなく、入社後には、ある程度の即戦力として期待されます。それでも挑戦したいと思えるかどうか。自分の気持ちをよく確かめて、決断してください。

応募先選びでは、半数近くの人が「年収」や「企業規模、社格」にはこだわらなかったと回答(表2)。キャリアチェンジに成功した人は、すべてを手に入れたわけではなく、何かをあきらめてでも「やりたいこと」を実現した人が多いという結果です。

「譲れない条件」を最優先し、「あった方がいい条件」をあきらめられるか。ここに、成功のカギがあるのかもしれません。

<アンケート回答者の声>
●「こだわったのは『仕事内容』のみ。キャリアチェンジするなら、希望の仕事に就きたいという熱意が大切」(26歳/ITエンジニア→Webデザイナー/ S・Tさん)

●「やりたい仕事ができるなら、ほかは高望みしない。これにつきます」(30歳/食品会社→自動車関連会社/ T・Yさん)

転職市場は、即戦力でも苦戦する厳しい状況が続いています。まして、未経験からの応募は想像以上に難しいもの。年収や勤務地などの条件を譲らなければならない場面もあると、覚悟しておく必要があります。そのときに、「○○の仕事ができるなら、勤務地はどこでもよい」「新卒者と同等の給与でもよい」といえるくらいの強い気持ちを持つことが、選考を突破するポイント。

ただし、採用されたいがために妥協したのでは、幸せな転職とはいえません。転職で何を叶えたいのかをよく自問し、転職先選びの条件をしっかり整理しておきましょう。

応募書類や面接で工夫したことの上位3位には、「能力」「実績」「経験」など、前職で得たもののアピールがあがりました(表3)。

未経験であっても、転職の選考では「何ができるか」が問われるもの。能力や経験が応募先でどう生かせるのか、接点を見つけてうまく印象付けることが大切です。実績も能力を証明する格好の材料。

また、業界や職種が違っても、十分にアピール材料になることがわかる結果です。

<アンケート回答者の声>
●「今までの経験を具体的にアピール。ただし自慢にならないように気をつけました」(28歳/事務用品メーカー→医療関連会社/ Y・Sさん)

●「小さなことでも前職との共通項目を見出して、積極的にアピール」(34歳/営業→総務/ K・Oさん)

●「応募先はリーダーシップを重視しているように感じたので、その点を強調して職務経歴書を書いた」(34歳/電機メーカー→精密機器メーカー/ J・Nさん)

キャリアチェンジ転職であっても、能力や経験、実績をアピールするという転職の基本は同じ。あなたの入社後の活躍を応募先がイメージできれば、即戦力に近いという印象を与えることができます。そのために、能力や経験は応募先でどう生かせるのかを伝える、実績はどのような難易度の成果なのかをわかりやすく説明するといったことを心がけてください。

また、アンケートでは上位に入りませんでしたが、応募する業界や職種について、最低限の事前勉強をしておくことも必須の準備。何もせずに選考に臨むと「入社後に戦力になるのか」という不安を与え、せっかくのアピールも無駄になってしまいますので注意してください。

第2弾ではキャリアチェンジ転職をした人たちの「入社後」にスポットを当てて、メリット・デメリットを探ります。

調査方法:外部機関によるWEBアンケート調査
実施期間:2010/2/18(木)~2/22(月)
調査対象:業界または職種が変わる転職を、1年以内に実現された方100名

※この記事は2012年06月に取材・掲載した記事です

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