座席の配置次第では仕事のモチベーションに悪影響も…

上司の席とは○m離れたい!?

2014.02.20 THU


米国では1人あたりのオフィスの床面積が減少しつつある。ある程度人口密度が高い方が会話する傾向があるため、あえて距離を近づけているという 画像提供/ミダス
取締役や部長クラスの上司が同じフロアで部下と机を並べて仕事する会社が増えているという。職場の風通しがよくなる…といわれるが、部下にとって上司の席が近すぎるのは微妙でもある。そこで25~34歳の男性200人に上司の席と自分の席の適切な距離感についてアンケート調査を行った。

まず「上司の席の位置」について質問すると、「離れていた方がいい」という人が63.5%。理由はやはり「監視されているようでイヤ」が多数を占めた。ただ、その一方で、3人に1人以上は「上司の席が近くにある方がいい」と答えており、理由の1位は「報告や相談をしやすいから」(94.5%)。ほかにも「親しくなりやすい」「重要な情報に触れやすい」(ともに34.2%)という声があった。ちなみに「上司の席との理想の距離」は平均で13.8mと微妙な結果に…。

もっとも「上司との距離が気になるのは、旧来型組織の意識」と話すのはオフィスコンサルティングを行うミダスの小澤清彦氏。

「これまでは『上司が命令を出し、あとで部下が報告してくる』というコミュニケーションが一般的でしたが、近年のオフィスでは、情報交換や情報共有、アイデアを出しあう空間としての役割が求められています」

実際、最近はフリーアドレスの職場や、全く異なる発想の席配置も増えているという。

「ある会社では、オフィスのど真ん中にガラス張りの部屋を作り、そこで上司たちが仕事をしています。周囲には部下のデスクを島型に配置。部下は仕事をしながら上司の姿を確認し、中にはいって相談もする。いわば、従来の見る側と見られる側が逆転しているケースも増えているのです」

アンケートでは「上司と自分のデスクの距離が、仕事のパフォーマンスやモチベーションに悪い影響を与えている」と答えた人が23%に上った。たかが会社の席配置…と侮ってはいけないのだ。
(真屋キヨシ/清談社)


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