こんな探し方もアリ!?

給与や職種で選ばない転職サイト

2014.03.10 MON


転職を考えたとき、何はともあれ「職種」「勤務地」「給与」などを元に求人を探しますよね。でもそういった条件だけではなく、「アナザーワールド」「イノベーション」「クリエイティビティ」「ソーシャル」といったユニークなキーワードで仕事をジャンル分けし、「実際その仕事ってどうなのよ?」と切り込んで求人を紹介する仕事探しサイトが話題を呼んでいます。

それが「東京仕事百貨」。

「確かに給与や勤務地といった諸条件も大切ですけど、『条件が良い』『有名企業だから』『親が安心する』という視点でばかり仕事を選ぶと、たとえ入社できたとしても『こんなはずじゃなかった』というミスマッチが起こりがちです」とは東京仕事百貨・代表の中村健太さん。

確かに今のお仕事を辞めたい理由も、そんな思い違いが原因だったりする人も多いのでは。 ならば従来の求人サイトと大きく異なる点は何なのでしょう?

「東京仕事百貨は他の求人サイトと同じく、求人企業から広告費をいただいてお仕事を紹介しているんですが、あくまで求職者目線で、求人企業やその仕事の、良いところも悪いところもすべて書いてしまっているのが特徴です。求人企業のなかには良いことばかり書いて欲しいというところもいるんですが、大変なことも紹介することで、本当にその仕事をやりたい人の応募が集まりますし、入社後のミスマッチも起こりにくくなります」

あくまで求職者に寄り添ったお仕事紹介サイト作りを目指しているのだそうですが、それは結果として求人者にも寄り添っているのだ、と中村さん。でもなぜこんなサイトを始めたのでしょう?

「学生の頃から、みんなが楽しめるような場作りがしたくて、建築をやってみたり、不動産をやってみたりしたんですが、どれも壁に当たりました。悶々としているとき、なぜかあまりお酒も飲めないのに足が向かってしまうバーがあった。なぜなんだろう?と考えたときに『そうか、ぼくはこのバーテンダーに会いに行ってるんだ』と気づいたんです。ぼくがやりたい場作りってそこにいる人が大切なんだなと。こういった素敵な出会いを仕事にしたいなと思って、今までにない求人サイトを始めたんです」

そんな東京仕事百貨で紹介されている仕事の一部を紹介すると「埼玉県鶴ヶ島市での地域活性化コーディネーター」やら「瀬戸内海小豆島にあるオリーブ石けん会社の企画PR」、「トカラ列島の島の管理人」などなどユニークなものばかり。

必ず現場に出向いて話を聞き、時には実際に仕事をした体験談も書かれているので、まるで海外旅行のエッセイを読むような感覚で、「へー、こんな仕事もあるんだ」と楽しんでサイトを見ている人も多いとか。同サイトを利用して転職した人には、そんな風に最初は読み物として触れていながら、ある日突然「この仕事は自分がやらなくて誰がやる」とピン!ときてしまった方々が多いのだという。

どうも仕事探しがしっくりいかないという方は、たまにはこうしたサイトで視点を変えてみるのも良いかもしれませんね。
(熊山 准)

※この記事は2011年08月に取材・掲載した記事です

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