海外志向が低いと言われているが

海外赴任経験者とその満足度は?

2014.03.23 SUN


Frog / PIXTA(pixta.jp)
今どきの若者は、海外志向が低下していると言われているが、実際はどうなのか? 最近では海外に事業を展開している企業も多いが、リクルート ワークス研究所が実施した「ワーキングパーソン調査」によると、海外赴任経験者は、25~29歳の男性で2.4%、30~34歳で5.3%と、決して多くはない。

しかし、海外赴任に関する手配業務をサポートするリロケーション・インターナショナルの山内一也さんによると、海外駐在員の年齢が徐々に低年齢化しているという。そんな若手ビジネスマンたちは海外赴任をどう受け止めているのだろう?

「海外赴任の辞令を受け、『なぜ自分が?』と感じる人も多いようで、誰もが自分から手を挙げて赴任していくわけではありません。しかし、実際に現地に行って仕事をしてみると、日本では経験できない責任あるポジションを任せられ、仕事の面白さに目覚めて帰ってくる人もいます。また、そのような立場で仕事をすることによって経営者視点が身に付いたり、普段は会えないような人に会えたり、人脈が広がったりと、多くのメリットを感じられるようです。」

とはいえ、海外で仕事をしながら暮らしていくのは、苦労も多そうだが…。
「やはり最も苦労するのは、現地の人との考え方の違いをどのように埋めるか、ということ。日本での常識が通用しない国のほうが世界には多いですからね」

ちなみに、海外赴任に向いているのはどんなタイプなのか? やはり語学力が高い人が向いているのだろうか?

「語学力は、現地に行ってからも学んで徐々に身につければいいので、それよりも、実は声が大きいことが大事かと。どんな言語でも、大きい声のほうが通じやすいんですよ。また、相手の国を理解しようと歩み寄れる人。あとは、慣れない土地で暮らしていくのに欠かせない“健康な体”。実際、体を壊してしまう人もいますからね」

自身も海外赴任を経験した山内さんによると、多様な価値観のなかで暮らすと、様々な側面から物事を考えられるようになり、それもメリットのひとつとのこと。もし挑戦できる機会があるなら、若いうちに、一度経験するのもいいのかもしれない。
(相馬由子)

※この記事は2011年07月に取材・掲載した記事です

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