なんだか難しそうだけど

MBAって何?取得の大変さは?

2014.04.07 MON


キャリアアップや転職に有利になるとして、よく話題にのぼるMBA。将来を見据えてMBA取得を目指す人も多いようだけど、そもそもMBAとはどんなものなのだろうか?

「MBAとは日本語で『経営学修士』とよばれ、主に大学院のビジネススクールなどで取得できる学位の1つです。MBAを取得しているかどうかで一定のビジネススキルや知識、技量の有無が分かるので、転職や昇進の際、大きく有利になるんですね。他の大学院の学位とは異なり、MBAは日本を含めた世界共通の学位となります。そのためMBAは国際的に就職活動を行うと思われている方には有効な学位となります」

お話を伺ったのはMBA留学センター代表の小山恵さん。近年、団塊世代のリタイアなどでMBAの注目度は増しているとのこと。ところで、このMBAを取得しようとする人の多くは、海外の大学に留学するなんて話をよく聞く。日本でも取れる学位なのに、なぜ海外留学が主流なのだろうか?

「欧米に比べ、MBAを取得できる学校が日本に少ないというのも理由の1つですが、何より大きいのは、留学すると英語力とコネクションを自然に得られることです。MBAを取得する頃には確かなビジネス英語が身に付きますし、MBAの歴史が長い欧米ではコミュニティができているので、世界のビジネスマンと親しくなることができます」

実際に、国内取得に比べ海外留学で取得する人の方が圧倒的に多いとのこと。とはいえ、もちろん長期留学するのだから、その分費用はかかる。

「期間は学校によりますが、イギリスなら1年、アメリカなら2年というのが一般です。1年にかかる学費は、イギリスの安い学校で平均2万ポンド(約240万円)。アメリカの場合は、1年で約100万~400万円以上かかるところもあり、学校によってかなり差が出てきますね。もちろんそこに生活費も加わります」

なお、名門校の場合は授業料が高くなる傾向にあるとのこと。また、留学をする人の年齢は概ね30歳前後が多いようで、20代前半から貯蓄しておくことが大切といえそうだ。

「入学試験は書類選考がメインで、学歴や職歴をまとめた履歴書、大学の教授や職場の上司からの推薦状、志望動機やキャリアプランなどをまとめたエッセイ、英語力を証明するTOEFL(IELTS)などのスコア、GMATという論理的思考能力を測るテストのスコア提出が基本ですね。学校によってはインタビュー(面接)が課せられる場合もあります」

スコアの合格ラインなどは、通常の大学受験と同じく学校により異なる。MBA取得を考えている人は、まずどのくらいのスコアを保持することが必要なのか、各学校の出願条件を調べておこう。

「『MBAは大企業に勤めるエリートが挑戦するもの』と思われがちですが、決してそんなことはありません。受ける人たちのキャリアや入学レベルは、学校によって様々。自分にフィットした学校をしっかりと見つけられれば、多くの人が有意義なMBA留学を行えるはずです」

以前よりMBA留学に関する情報やサポート団体は充実し、多くの人が挑戦できる土台は整ってきている。少しでもMBAに興味のある方は、まず確かな情報を集めて、計画的に留学を志してもらいたい。
(河合力)

※この記事は2011年11月に取材・掲載した記事です

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