誰も知らないクルマの雑学 第9回

レーサーになる意外な方法とは?

2014.04.21 MON


松田秀士氏は「Team JLOC」から「Verity BOMEX JLOC RG-3」にてGT300クラスに参戦。ランボルギーニ・ガヤルドRG-3を操る。ちなみに、国内のレースに参戦できる国内A級ライセンスの取得方法だが、まずJAFの個人会員になり、講習会に参加してB級ライセンスを取得したうえで、さらにラリーなどの公認競技に参加し証明書を取得。その証明書があれば、A級ライセンス講習会に参加ができて、実技をともなうテストに合格すれば保持者になれる
子どものころに一度は持つ「プロスポーツ選手になりたい」という夢。筆者の子どものころはF1人気が全盛だっただけに、レーサーは女性にモテモテでカッコイイ存在の代名詞だった。しかし、そもそもレーサーってどうすればなれるの? そこで、現役最年長プロレーシングドライバーの松田秀士さんに聞いてみた。

「今活躍している選手の多くは、子どものころからカートなどで腕を磨いています。カートの大会で成績を残せたら、日本だとSRS(鈴鹿サーキットレーシングスクール)のような、プロドライバーを育成するレーシングスクールにステップアップ。スクールでもレースが行われ、そこで優秀な成績を残した人間だけがチームとの契約に至り、レースに出場できる可能性を得るんです」

子どものころからカートか…。もう間に合わないな。残念。

「大人になってからでも、A級ライセンスを取得してグレードの低いレースから実積を積み重ねる方法もありますが、現実的には難しい。あとは、自分がチームのスポンサーになってレーサーになる方法もあります。突拍子もなく聞こえますが、ヨーロッパなどではジェントルマンドライバーと呼ばれ、一般的な存在なんです」

チームのスポンサーになれるほど経済的に成功するのも、かなり厳しいとは思うけど…。ちなみに、経済的な成功といえば、いやらしい話、レーサーは収入もすごいんでしょうね~。

「正直、日本ではレーサーだけで食べていくのは厳しい状況です。自動車メーカーやチームとの契約で、それなりのギャランティを得られるのは、GT500やフォーミュラニッポンなど一部のレースのみ。レースに出場しても報酬は0円というレーサーも珍しくありません」

実際には、イベントへの出演やインストラクター、モータジャーナリストなど、レーサーの肩書きを生かして別の仕事と掛け持ちを行うのがほとんどだとか。なかには、平日は会社員、休日だけレーサーという人もいるらしい。

「最近では、ナンバーが付いたクルマ特別なライセンスがなくてもでサーキットを走れる走行会なども増えてきていますし、レースでなくても趣味で走るのは楽しいと思いますよ」

確かに、サーキットでアクセルを踏み踏んで加速する感覚は非日常的でワクワクしそう。でも、普段の運転にも自信がないし…。とりあえずはレース観戦から始めてみようかな。
(コージー林田)

※この記事は2012年4月に取材・掲載した記事です

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