アメリカではFBI、CIAがTOP10入り

就職人気ランキング世界1位は?

2014.05.27 TUE


毎年この時期に発表される大学生の就職志望企業ランキング。たとえばダイヤモンド・ビッグ&リードによる最新の調査では、文系男子が1位「三菱商事」、2位「三菱東京UFJ銀行」、3位「住友商事」、理系男子が1位「東芝」、2位「ソニー」、3位「三菱商事」となっている。

ここ最近は財閥系商社などの人気が高く、若者の根強い大手志向を指摘する声も多いが、こうした傾向ははたして日本だけのものなのか?

実はこの手のランキング、日本だけでなく世界各国に存在しており、興味深い顔ぶれとなっている。

コンサルティング企業Universumが行った「アメリカの若者が就職したい企業ランキング」(アメリカの企業に勤める就業1~8年までの会社員に調査)では、1位「Google」、2位「Apple」、3位「Facebook」と、日本でもおなじみの世界的企業がトップ3を飾る。興味深いのは米国務省(4位)、FBI(7位)、CIA(10位)などの「公務員」が上位に並んでいることだ。日本の「就職人気企業ランキング」の場合、官公庁は対象外になっていることもあって単純比較はできないが、捜査機関が上位にランクインするあたり、お国柄を反映しているといえなくもない。

一方、中国では「中国移動(チャイナモバイル)」が3年連続の首位。その他上位には「中国銀行」「阿里巴巴(アリババ)」といった国内企業のほか、「Google」や「微軟(マイクロソフト)」などの外資系企業も多く含まれている(リクルート専門サイト「中華英才網」・「2011年中国大学生希望就職先ランキング」より)。ちなみに「中国移動」は携帯電話契約者数が5億人を超える中国最大のモバイル通信企業。「阿里巴巴」はYahoo!中国などを傘下に収めるIT企業だ。日本に比べ、全体的にIT企業が上位にランクインしている点が特徴といえる。

ちなみにUniversumでは「2011年就職したい企業“世界ランキング”」(アメリカ、カナダ、イギリス、ドイツ、ブラジル、中国など12カ国の学生約13万人に調査)も実施。同調査によれば、IT系の学生が「Google」「IBM」「Microsoft」「BMW」「Intel」を、ビジネス系の学生が「Google」「KPMG」「PwC」「Ernst&Young」「Deloitte」を上位に選んでいる。
日本の企業ではソニー(IT系6位、ビジネス系11位)と、トヨタ(IT系18位、ビジネス系42位)がランクインした。

こうしてみると、世界的な大企業の就職人気が高いのは、必ずしも日本だけの現象ではない模様。そして、これらの人気企業が学生にとって狭き門であることも、どの国でも変わらないようだ。
(榎並紀行)

※この記事は2012年3月に取材・掲載した記事です

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