有給休暇日数、取得率ともに減少傾向

寝るが半数!有給休暇の過ごし方

2014.06.12 THU


日本のサラリーマンは休暇をとらないといわれているが、近年はますますその傾向が強くなっているようだ。労働政策研究・研修機構の「年次有給休暇の取得に関する調査」によれば2009年度の年休取得日数の平均値は8.1日、年休取得率の平均値は51.6%。ちなみに30年前の調査では年休取得日数の平均値が8.8日、年休取得率の平均値が61.3%だった。

有給休暇を消化しない理由については「周囲に迷惑がかかる」「後で多忙になる」「職場の雰囲気が取得しづらい」といった理由が多く、これは昔とさほど変わっていない。

では、そうした障壁を乗り越えて取得した貴重な休みを、みんなはどうやって過ごしているのだろうか?

「R25」が東京都・愛知県・大阪府の会社に勤務する25歳から34歳の男性ビジネスマンに行ったアンケートによれば、「有給休暇を取得した際の過ごし方(※複数回答可)」として最も多かったのは「ゆっくり寝る」で全体の48.5%。以下、「小旅行」(36.4%)、「テレビ・ゲーム・読書・ネットなど」(35.6%)、「買い物」(25.8%)、「テーマパークやライブなどのイベント」(18.9%)、「デート」(18.2%)、「掃除・洗濯・料理などの家事」(15.2%)、「スポーツ」(14.4%)と続く。

面白いのは地域によって過ごし方に偏りがあること。愛知は「小旅行」(46.8%)が1位で、他にも「スポーツ」(23.4%)や「買い物」(27.7%)とアクティブに動く人が多かった。一方、大阪は「ゆっくり寝る」派が67.6%とダントツ。逆に外へ遊びに行く人は少なく、意外にインドアな実態が浮き彫りに。東京も1位は「ゆっくり寝る」(41.7%)だが、他都市に比べて「テーマパークやライブなどのイベント」(27.1%)に出かける人が多かった。近場にエンターテインメントが充実しているか否かで、休暇の過ごし方も変わってくるようだ。

いずれにせよ、せっかく休暇を取っても多くの人がのんびり寝て過ごしているというのは少しもったいない気も。それだけ普段が多忙で疲れがたまっていることの裏返しともいえるが、有給休暇の過ごし方としては少し切ない。せめてもうちょっと気軽に有給休暇を取れるようになれば、アクティブに過ごす人も増えていくはず、と思うのだが…。
(榎並紀行)

※この記事は2012年02月に取材・掲載した記事です

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