アジアでも20年以上前から愛されている

香港でも人気! ガンダム世界戦略

2014.09.04 THU


『機動戦士ガンダムUC』。香港版(右)は英語表記メインだが、台湾版(左)は漢字がメインでかなり新鮮 (C)創通・サンライズ
“クールジャパン”として日本のアニメが海外でも高く評価されている昨今。日本では圧倒的な人気を誇るガンダムの、世界各国での動向はどうなのか? 
「香港、台湾、韓国では20年以上前からテレビ放送やガンプラ販売が行われ、歴史あるキャラクターになっています。最近は実感として、日本との情報格差もほとんどなく、ファンの方々の盛り上がる話題なども限りなく近い。今後、より積極的にオフィシャルな映像配信と情報提供、各国でのイベント開催に力を入れていくつもりです。それが結局は違法配信や海賊版の撲滅にもつながるはずですから」と答えてくれたのは、サンライズのハイエンドワークス事業部GM・佐々木 新さん。

そんなガンダムだが、各国で呼び名は様々のよう。香港では80年代から“高達(ガンダム)”と表記される場合が多いが、近年では英語“GUNDAM”も浸透しつつあるという。富野由悠季監督の著書『映像の原則』台湾版の訳者=林子傑さんによれば「同じ漢字文化圏でも、公式で輸入されるタイミングや各国での商標権などから、親しまれている表記は異なるようです。台湾では、公式で用いられる“鋼彈(ガンダム)”が最も一般的です」とのことだ。

では次に北米市場に目を向けてみよう。1999~2000年に最初に放映されたのが『新機動戦記ガンダムW』。これまで紹介されたガンダムのなかでは最大のヒット作だとされている。

「北米では根強いファンに支えてもらっています。たとえば『UC』では字幕も吹替も弊社が自ら制作、クオリティを大変評価していただいている。今後、配信での同時展開やビデオの再リリース、コンベンション出展など、新しいファンにもガンダムの世界観をわかりやすく伝えられるよう丁寧にアプローチしていきたい」(サンライズ・海外営業部)。

成長市場のアジア、これからが正念場の北米。ガンダムビジネス、海外での激闘は続く。

  • 北米向け『機動戦士ガンダムF 91』

    ジャケットは、このための新規モノ。『新機動戦記ガンダムW』も根強い人気だ
    (C)創通・サンライズ

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