賢く転職するためには?

損することも。ボーナス転職の注意

2014.12.12 FRI


ボーナス転職をするときに、退職を申し出るベストなタイミングを聞いたところ、「“もらい逃げ”と思われないために、半月くらい期間を置いた方がよいでしょう」と細井智彦さん ぺかまろ/pixta
いよいよボーナスシーズン。クリスマスや新年に向けて、あれこれ皮算用するのが楽しい時期。その一方、このご時世で、額面の据え置きや減額から会社に嫌気がさし、「ボーナスももらったし、転職しちゃおうかな」なんて考えたくなりますよね。だけど、このボーナス時期に転職を考える際に、注意しないと損することもあるのだと、リクルートキャリアの細井智彦さんは言います。

「ボーナス転職をしたいと思う理由はよくわかります。その方が得だというケースが圧倒的に多いですから。しかし、考えることは皆一緒なので、それだけ競争率が高くなるということです。転職市場というのは売り手と買い手のバランスで決まっています。実は、12月だからといって求人が増えるわけではなく、転職市場の動きはあまり季節感がないのが昨今の状況です。ボーナス転職を考える場合は、もらってから動き始めるというよりは、少し前から動き始めるくらいにした方がよいでしょう」

安易に転職を考えると撃沈してしまう可能性があるんですね。では、ちゃんとタイミングを見計らって転職活動をすればOK?

「その場合にも注意してほしいことがあります。それは、すぐにやめられるとは限らないということ。今の会社に引き止められて、内定の返事を先延ばしにしているうちに、ほかの候補者に決まってしまうこともあります。内定OKの返事は即答が基本で、長くても2週間以内といったところでしょう。ボーナス転職のタイミングは慎重に考えなければいけません」

うーん。それではタイミングを計るのはなかなか難しそうですね…意外とハードルが高い気がしてきました。ボーナス転職って、実はあまりオススメできない?

「できれば、目先のボーナスに左右されるのではなく、長い目でみて本当に自分にとっていい会社に転職してほしいですね。年収面だけでなく、自分に合う社風の会社などは、いつ求人を出すかわかりませんので、『ボーナスをもらってから動こう』と考えているうちに、大事な出会いやタイミングを逃してしまう…なんてことも。転職を考えるなら、時期に関係なく常に情報をチェックしたほうがいいでしょう」

つい、いろいろと目論みたくなるこの時期だけど、転職は一生を左右するもの。勢いに任せて動いてしまうのは危険なようです。(岡本のぞみ/verb)

※この記事は2012年12月に取材・掲載した記事です

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