会議の板書撮影、PCで充電、クラウド利用…

スマホNG行為やりがちTOP10

2015.02.05 THU


便利さを最優先にするあまり、日常的に行っていたホワイトボードの撮影。画像データには重要な機密情報が含まれているという意識を持とう
今や日常生活でも仕事でも欠かせないスマホ。その性能を最大限に駆使している人は多いはず。しかし何かと便利なだけに、本来は避けるべき使い方をしている人も多いという。そこで情報セキュリティ大学院大学・教授の後藤厚宏先生にビジネスシーンでやりがちな「スマホNG行為」を挙げていただき、実態を調査してみることに。はたして若手会社員たちはどの程度、NG行為をやってしまっているのか? 20~30代の会社員200人(男性128人、女性72人)に調査した結果はご覧の通り(協力:アイ・リサーチ)。

■スマホNG行為“やりがち”TOP10
1位 会議内容の書かれたホワイトボードをカメラで撮影する 21.5%
2位 充電のために業務用PCにUSBケーブルでスマホを接続する 12.5%
3位 業務上許可されていないにもかかわらず、業務メールをスマホで確認できるよう設定する 9.0%
4位 取引先担当者の名刺をカメラで撮影する 6.5%
5位 他社との打ち合わせなどの報告をSNSに投稿する6.0%
5位 業務用スマホを自宅のPCと同期する 6.0%
7位 仕事の資料などをクラウドサービスに保存する 5.5%
8位 業務上、重要なメールをスクリーンショットする 3.0%
9位 業務中に、Facebookのチェックイン機能を使うなど、自分の位置情報を公開する 2.0%
10位 Free Wi-Fiに業務で使用しているスマホを接続する(公衆Wi-Fiなど) 1.5%

※どれも経験がない 48.0%

1位の項目でも「経験アリ」は約2割と多くはないが、注目すべきは「どれも経験がない」が半数弱にとどまったこと。半数超はいずれかのNG行動を取ったことがあるということになる。

では、各行動にはどんなリスクが潜んでいるのだろうか?

「1位の『ホワイトボードをカメラで撮影』は、メモ代わりについやってしまう人が多いのでしょう。しかし、会議内容は“社内機密事項”ということを忘れていませんか? スマホは紛失する危険が高く、個人情報や機密情報をねらった盗難被害も増えています」

手軽さゆえに、やってしまうことが多かったかも…。

「2位の『業務用PCとスマホのUSB接続』は、スマホがウイルスに感染していた場合、PCにも広がる恐れがあるので要注意。充電目的以外でも、5位の『業務用スマホを自宅のPCと同期する』際にもUSBを使うことがありますが、バックアップの設定ミスやバグにより、スマホ内に保存した情報が漏洩する可能性も否めません」

安全性が定かではないアプリをスマホにダウンロードしている人も多いが、それらがウイルスの温床となっている場合もある。むやみにデバイス同士を接続するのは、控えた方がよさそうだ。

「3位の『業務メールをスマホで確認できる設定にすること』も危険な行為です。キャリアメールに仕事のメールを自動転送していたら、機密事項がスマホ内に残ります。盗難に遭いやすいスマホに重要なデータは残しておくべきではありませんし、それを電車内などで確認しようものなら、肩越しに情報を盗み見られるショルダーハックの危険性も生じます。4位の『名刺撮影』も注意が必要。他人の個人情報の扱いには慎重になるべきです」

スマホだと管理が便利だが、その裏には大きなリスクがあるということか。

「5位の『他社との打ち合わせなどの報告をSNSに投稿すること』は、自社のスケジュールや取引相手を不特定多数の人に公開する行為と心得るべきでしょう。7位の『仕事の資料などをクラウドサービスに保存』では、本人も気づかないうちに資料の公開設定がONになっていることも。うっかり社外秘情報を晒している危険がありますよ!」

さらに、数は少ないようだが、10位の駅やカフェなどの「公共Wi-Fiスポットに業務で使用しているスマホで接続する」のも危険度が高い。Free Wi-Fiの中には安全性の低い暗号化方式を使用していたり管理が不十分な場合もあるため、悪意ある第三者に通信内容が盗み見られる可能性がある。メールのアカウントを乗っ取られたり、クレジット情報を盗まれたりする被害も発生するとのこと。

スマホのセキュリティ対策が叫ばれて久しいが、ビジネス利用ではさらなる配慮が大切なよう。思わぬトラブルを招かないためにも、NG行為は避けた方がいいだろう。
(池田香織/verb)

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