スキャンいらずの名刺入れ、簡単営業日報ツールなど…

働き方を革新させる IoTサービス続々

2015.03.11 WED


現在、カクシンで「ほしい!登録」をすると、抽選で1000名にリクルートポイント1000ポイントがプレゼントされます。3月19日まで。
たとえば、膨大な名刺の束をクライアントごとに仕分けしたり、営業日報をエクセルで作成したり…。どんな職種にも“面倒な作業”というのは少なからず存在する。名刺の管理も営業記録をつけるのも、円滑に仕事を進めるためには大事かもしれない。だが、こうした作業に忙殺され、本来やるべき業務に注力できないようでは本末転倒だ。

先日、そんなビジネスマンの悩みを解決せんとする試みが、リクルートキャリアから発表された。その名も「カクシン」。文字通り、働き方の“革新”を提案するというもので、IoT(※)を駆使して先に述べたような“作業”の手間を排し、創造的な仕事に集中するためのプロダクトやサービスを開発していくという。※Internet of Things:様々な“モノ”がインターネットに接続されること。

では、具体的にはどんなものを開発していく予定なのか? 「カクシン」のウェブサイト上で公開されている、いくつかのプロジェクトを見てみよう。

【ケースキャン】
データ読み取り機能がついた、まったく新しい名刺入れ。受け取った名刺をしまうだけで内蔵のスキャナがデータを読み取り、企業名や名前、住所、電話、メールアドレスなどをデジタル化してくれる。データは瞬時にクラウドにアップロードされ、PCやスマホでいつでも閲覧可能。スマホで一枚一枚名刺を撮影したり、専用スキャナで名刺を取り込んだりといった作業も一切不要。

【ワークログを利用した営業チームのマネジメントツール】
簡単な入力だけで、チーム全体の営業活動を管理できるスマホアプリ。スマホのGPSと加速度センサーが地図データベースと連携して、個々の訪問先を自動で蓄積。各営業マンは蓄積された訪問履歴の中から「業務に関係のあるものだけ」を取捨選択して報告できるので、たとえば喫茶店でサボっていた時間などがあったとしても上司にバレることはない。あくまで、営業日報をつける手間を省くためのもので、行動監視ツールではないところがミソだ。

各営業マンから送られたデータはダッシュボード上で可視化され一元管理できるので、マネージャーはメンバーの訪問先や訪問回数、具体的な営業活動や売り上げ見込みを把握し、人員のリソース配分を直観的に判断することもできる。

【Boarding】
撮影&ワンクリックだけで、手書きメモを複数人と共有できるスマホアプリ。たとえば、会議の内容を書き込んだホワイトボードを参加者全員にシェアする際などに便利だ。スマホのカレンダーに登録した会議のスケジュールと同期させることもでき、メールの件名や会議の参加者・会議名などを入力する手間も省ける。

なお、現在のところBoardingはすでにリリースされているが、ケースキャンとワークログを利用した営業チームのマネジメントツールについては「鋭意開発中」。ほかにも、Pepperを社員のコミュニケーションハブとして利用するプロジェクトなどがUPされている。今後も、始動したプロジェクトはどんどん「カクシン」のサイト上で発表していくという。開発途上を公開するスタイルはクラウドファンディングに似ているが、カクシンが求めているのは資金ではなく、ユーザーの声。開発前のプロダクトに対する意見や要望をリソースとして蓄積し、よりよいプロダクト開発につなげる狙いがある。

「各プロジェクトのページには『ほしい!』ボタンがついていて、クリックするとその商品にまつわるメールマガジンを登録できます。メルマガではサイト上で公開していないウラ情報や、開発の詳細をお届けしていく予定です。また、今後はメルマガ登録した人を集めての体験会なども実施し、実際にプロダクトを触れる機会も設けます。そうした中でいただいたご意見を採り入れていけば、より『ほしい人』のニーズにマッチしたプロダクトを生み出せるのではないでしょうか」(リクルートキャリア・「カクシン」プロジェクトリーダーの古賀敏幹氏)

ちなみに、より多くの「ほしい!」がついたプロジェクトは、開発の優先順位も高くなるという。つまり、ユーザーの欲求が高まるほど、より早くそのプロダクトが世に出る可能性も高まっていくわけだ。もしかしたらあなたの投じた“一票”から生まれたプロダクトが、自身の仕事を革新させてくれるかもしれない。

(榎並紀行/やじろべえ)

  • ワークログを利用した営業チームのマネジメントツールの画像。現在、リクルートキャリアの社員が利用する実証実験が行われている。

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