急に怒鳴る、ネチネチお説教…

反論はNG!怒られの上手な対処法

2015.06.10 WED


Studio Right / PIXTA(pixta.jp)
突然、怒鳴り出したり、ネチネチと小言を繰り返したり、なにかにつけてすぐ怒る。こんな上司や取引先に遭遇し、悩んだ経験のあるR25世代も多いのではないだろうか。このような時、「火に油を注ぐ」ことなくうまく収めるためには一体どうしたらいいのだろう?

「すぐ怒る人の場合は、たとえ自分に非がなくても『とりあえず謝ってやり過ごす』ことです。このタイプの人は怒ることである程度発散するので、その時の対応さえ良ければ怒りは収まりますし、周りの人もそれが分かっていることが多いので、あなたが非を認めていても、必ずしもあなたが悪いとは思われないでしょう」

そう教えてくれたのは、『悪女の仕事術』の著者であり、企業や大学で交渉・コミュニケーション術の講師として活躍する藤田尚弓さんだ。藤田さんによると、逆に最もダメな反応はいちいち真に受けてへこんだり、反発してしまうことだという。とはいえ、自分が悪くないという場合は、思わず反論したくなるところだが…。

「反論がある場合でも、最初に『謝罪の言葉』を言うことは相手の気持ちを静めるのにはとても大事です。正当な反論をしても、この最初のワンステップを抜かすと言い訳や保身、責任転嫁のように聞こえてしまいます。分かりやすい例では、『浮気したでしょ』と女性から責められた場合、『いや、違うんだよ』という前に、『心配かけてごめんね』とか、『誤解させるようなことしてごめんね』という言葉から始める。このひと言を入れることによって、言い訳に聞こえなくなるんですよ」

なるほど。確かに後者だと猜疑心旺盛な私でもすんなりと受け入れてしまいそうだ。これはビジネスでも同じで、「それは違います」ではなく「不快な想いをさせてしまってすみませんでした」というような謝罪で始めることで丸く収めることができるのだという。

そこで気になるのが謝り方だ。怒鳴る、ネチネチ言うなど、怒り方には様々なタイプがあるが、それぞれに謝り方のコツはあるのだろうか?

「怒り方が違っても目的が同じなので違いはありません。相手を反省させたい、シュンとさせたいという意図があって怒っているので、表情やしぐさといった非言語コミュニケーションを多用して少し大げさなくらいに態度に出すのがポイントです。同じ黙って聞いている状況でも、唇をかみしめ下を向いて殊勝な顔をしていれば、早く相手の気も済むものです」

正論をかざして戦うばかりでなく、上手に収めるのも賢い交渉術。これを意識するだけでも、明日から仕事がスムーズにいきそうではないだろうか。ただし、あまり怒らないタイプの人を怒らせてしまった場合は、その場しのぎではなくしっかり原因を考え、丁寧に謝罪することが必要とのことなのでお忘れなく!
(斉藤陽子)

※この記事は2012年5月に取材・掲載した記事です

  • 株式会社アップウェブ代表取締役・藤田尚弓氏

    WEB会社を経営する傍ら、地方警察署勤務、銀座ホステス、営業職等の多彩な経験を基に、交渉・コミュニケーション術の講師として大手企業や大学で活躍。著書に『悪女の仕事術』、『NOと言えないあなたの気くばり交渉術』(ダイヤモンド社)がある
  • 藤田尚弓オフィシャルブログ

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