上司、先輩への怒りのエピソード続々

「手柄の横取り」被害社員は約4割

2016.02.23 TUE

世論調査


横取りされたのに気付いても、「自分がやったんですよ!」と弁明はしづらいもの。常日頃の「ホウ・レン・ソウ」が効いてくる…!? 写真:Sergey Nivens / PIXTA(ピクスタ)
そろそろ年度末。成績に悩む営業マン、部署の売上が目標に到達していないマネージャーなど、様々な立場で苦しんでいる人は多いに違いない。そんな時、起こりかねないのが社内での「手柄の横取り」。あってはならないことだが、どのくらいの人が経験したことがあるだろう? 20~30代の男性会社員200人に聞いた(調査協力:アイリサーチ)。

〈他の社員に手柄を横取りされたことある?〉
・ある 37.5%
・ない 62.5%

4割弱が誰かの魔の手にかかっているとは、由々しき事態。ではその被害は誰から受けたもの? 「ある」と回答した75人に聞いた。

〈手柄を横取りされた相手は誰?〉※複数回答
・上司 61.3%(46人)
・先輩 32.0%(24人)
・同僚 22.7%(17人)
・後輩 2.7%(2人)
・その他 2.7%(2人)

「上司」「先輩」が多く、「上司」に至っては過半数が経験。全体で考えても、「上司に手柄を横取りされた会社員」は4人に1人に上ることがわかる。具体的なエピソードも聞いたところ、生々しい実態が浮かびあがってきた…。

■「上司」編
「何度も折衝を重ねようやく契約まで漕ぎ着けたのに、その日居なかっただけで、上司の取り分となってその後も上司の手柄のように扱われた」(31歳)
「オレのデザインした仕事用具を、『わたしがデザインしました』とお客さんに言っていた」(35歳)
「プロジェクトを目標の利益で完了させたら、上司のプロジェクトのコストを計上されて、私のプロジェクトが失敗扱いで上司のプロジェクトが成功扱いになったこと」(37歳)

■「先輩」編
「私が担当し全てまとめた状態で、仕上げだけを引き継いだら、高評価を得て、先輩が表彰を受けた」(27歳)
「品質管理で検査の仕事をしていた時、緊急の検査の依頼があった。当時自分は派遣社員だったので、正社員の先輩に依頼があり、先輩の指示で自分が全て検査をした。検査結果の報告は先輩の正社員が上へ報告したため、自分は何も関わってないようになってしまった」(33歳)
「自分が提案して好評だったメニューを先輩が自分の手柄のように報告した」(35歳)

なかには悪気がないケースもあるかもしれないが、自分の仕事や努力がなきものにされたら…と思うと罵詈雑言を吐きたくなる事例の数々。哀愁と怒りにかられた被害社員の顔が浮かんでくるよう…。なお、少数ながらいた「後輩」の手柄の横取りについては、

「あまりに能力のない後輩が焦っているのか、自分のやったことを上司にその後輩が『自分がやった』と言っていたのをみた」(37歳)

というコメントが。こちらはまだカワイイ嘘に感じられるが、何度もやられたらさすがに頭に血が上りそう。

自分の評価を上げたくて「つい出来心で…」という人もいるだろうが、された方はたまったものではない。後々まで禍根を残す「手柄の横取り」。特に今は査定に響きかねない大事な時期だ。被害者にならないよう、くれぐれも周囲の“手柄アピール”にご注意を…。
(千川 武)

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