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上司が評価してくれないと嘆く人の共通点

2016.03.30 WED


明らかに同僚よりも、自分の方が仕事で良い結果を残した。それなのに、上司は自分のことを評価してくれないばかりか、むしろ同僚の方を良く評価している…。

そうした、えこひいきを感じた経験、あなたはないだろうか。上司も人の子。とりわけかわいい部下には甘くなってしまう気持ちもわかるが、あからさまな態度には仕事のモチベーションも下がる。

同時期に同程度の能力で入社したにもかかわらず、上司にかわいがられるという点で差がついてしまうのはなぜだろう。心理学博士で作家の榎本博明氏にたずねてみると、「上司にとっては、自分の存在価値を感じることができる部下は、かわいい存在なのでしょう」、との答え。つまり、どういうこと?

「上司は、部下を監督するのが仕事。もしも、部下が誰も相談して来ず、部下たちだけでも仕事が回るようになったら…。それは頼もしい組織である反面、上司は自分の存在価値を実感することができません。人は、みんな存在価値を感じたいもの。上司にかわいがられる部下は、よく相談しているのではないでしょうか」(榎本氏)

●評価してくれないと嘆く人たちの共通点は遠慮?

上司の忙しそうな様子を目の当たりにすると、本当は相談したくても「今はやめておこう」と遠慮し、自分で調べる・解決する部下もいるだろう。そうした気配りのできる人からすると、上司の都合を考えず、ずかずかと相談しに行く同僚はウザったい存在に映るが、「遠慮しすぎる性格は報われないことが多い」と榎本氏は続ける。子育て同様、上司にとっては“手のかかる子ほどかわいい”というわけだ。

その他、上司と同郷や同窓だとわかった後、急にその上司からかわいがられるということがあるが、これは人の心に隠れた不安が生み出す行動。榎本氏は「人は誰もが不安を抱えており、自分と共通点がある人が見つかると安心する傾向があります」という。同郷・同窓の部下をかわいがる行動は、自分の不安を解消する行動でもあるのだ。

もちろん、甘え上手・下手といった、生まれ持っての性格による差もある。甘え下手な人なら、意識的に上司に相談をする機会を設けると、上司からの評価も変わるかもしれない。
(文・鈴木大介/考務店)


記事提供/『ワーク・アイディ』

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