希望の部署には“行けない”のが当たり前?

非難&同情の声「院卒入社→短期間退職」ブログが話題

2016.04.16 SAT

噂のネット事件簿


4月入社の新人ですでに同じ悩みを抱えている人もいるかも?
4月13日、あるブロガーが、新卒で就職した大手企業を、短期間で退職した経緯を綴り、この選択が話題になっている。

話題の発端となったのは、はてな匿名ダイアリーに投稿されたブログだ。そのブロガーは、情報系の学部で大学院まで学び、同じ分野の研究を行っている大手企業に入社。「内定の前後にいくつかの職種のマッチングを行う機会はあり、自分の希望についてはしっかりと主張したつもりだった」(ブログより)が、配属先は自分の希望とは程遠いものだったという。

男性は当然これに不服を申し立てたが、会社から返ってきた答えは「みんな我慢しているからお前も我慢しろ」というお説教だけ。男性はしばらく働いてから身の振り方を考えようと思ったが、上司に告げられた業務内容が「Excelシートへの入力作業」だったため、退社を決意したという。

ブロガー自身が「全員が希望通りの職種につけるとは思っていたわけではない」と吐露しているように、企業と社員との希望のミスマッチはどこにでもある話だ。むしろ希望が叶うことの方がレアケースと言っても過言ではない。それゆえツイッターには、

「それ用に雇った中途や契約ならともかく新卒が最初から希望部署にいけるわけねぇべ」
「大手は大体どこも似たようなもん。事前のリサーチが甘すぎるとしか言いようがないね」
「こういう人は結構どこ行っても文句言うと思う」
「会社の中に入って自分のやりたいようにやりたいって言ってもそりゃ無理ってもんだろうなぁ。いっそフリーでやってければいいけど」

と、会社側を擁護する声、男性の認識やリサーチの甘さを指摘する声は少なくない。

しかし一方では、“どこでにもある話”ゆえに共感を覚えた人も多かったようで、

「なんつーもったいない人材の使い方……」
「闇しか感じない。早々に辞めたのは良い判断だったと思う」
「日本の就職活動恐ろしい。どの勤務地でどういうタイトルでどんな仕事をするのかもわからず就職しなければならないなど常軌を逸している」
「怖い話だ。少なくともうちの会社に入った人にはこんな思いをさせないようにしたい」

といった声も寄せられている。確かに男性の言い分はワガママと言ってしまえばそれまでだが、「希望が叶わないのが当たり前」というのも冷静に考えればおかしな話。ひとりのブロガーの身を張った体験談は、採用する企業と新卒者とのミスマッチングについて改めて考えるきっかけとなったようだ。
(金子則男)

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