若者「退職金もらえるだけいいだろ!」

「サラ川」に高齢化の波?「もはやシルバー川柳」

2016.05.25 WED

噂のネット事件簿


漫画家のやくみつる氏は、今回は流行語が多く質の高い句が揃ったと評し、「『サラ川バブル』時代といってしまってよいものか」とコメント ※この画像はサイトのスクリーンショットです
第一生命保険が5月23日、「第29回サラリーマン川柳コンクール」(通称「サラ川」)で多くの票を集めたベスト10作品を発表した。

今回の「サラ川」は3万9551作品の応募があり、入選した100作品の中からネット投票などで10作品を選出。1位の「退職金 もらった瞬間 妻ドローン」(元自衛官)は、昨年注目されたガジェットと男の悲哀(?)をコミカルに表現し、人気だったようだが、2位以下は「じいちゃんが 建てても孫は ばあちゃんち」(川享)、「キミだけは オレのものだよ マイナンバー」(マイナ)など、仕事とはもはや関係ない句が続く。

このためTwitter上には、

「サラリーマン川柳が残業がどうとか仕事がどうとかではなくて、定年退職後の話ばっかりになってたので、お国が大事にしている世代が退職し始めたということなんですかね」
「サラリーマン川柳と言うより、シルバー川柳じゃん。それだけ若い世代は非正規で、サラリーマンがいないことの証左だな」
「サラリーマン川柳、投稿者の年齢層が上がっていて、サラリーマン文化が下の世代に継承されていないことが伺える」(原文ママ)

など、“サラ川高齢化”を憂いたり、“そもそも「ザ・サラリーマン」が減ってきているのでは”と指摘したりする声が続出。

「なんていうかサラリーマン川柳じゃなくて、もはやシルバー川柳だよね…。
退職金たんまり貰える世代がやくみつる羨ましい通り越して憎らしいわ」

など、1位となった川柳に対しても、退職金がアテにできるだけ良いといった声も見受けられる。

句を詠んだ人の年齢は公開されていないが、団塊の世代を含め、高齢者からの投稿が多いことは想像に難くない。世代によって異なるサラリーマン観。こんなところにも世代間格差の影響が反映されているとは…。

(花賀 太)

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