物議を醸した「保育園落ちた~」ではないけれど…

ビジネスマンが思う「~死ね!」1位はサービス残業

2016.12.26 MON

世論調査

モーター大手の日本電産は「2020年までに社員の残業ゼロ」を目標に掲げ、500億円規の投資を行う考え。追随する企業は出てくるのか?
画像提供/xiangtao/PIXTA
「ユーキャン新語・流行語大賞」のトップテン受賞により、再び注目を浴びることになった「保育園落ちた日本死ね」の言葉。“死ね”という、ネガティブで強い言葉に否定的な意見、「待機児童問題の現状をよく表している」などの肯定的な意見の双方が対立し、物議を醸しています。

この言葉の賛否(あと「そもそも流行ったの?」という疑問)はさておいて…実際に言葉を口にはしないまでも、思わず「~死ね!」と思ってしまうような、この世から“無くなって欲しい事象、問題”は多々ありますよね。人間だもの。

そこで、20~30代の男性会社員200人にアンケート調査を実施。思わず「死ね!」と心のなかで言いたくなるほど「納得いかない」「どうにかしてほしい」と考える日本の社会問題やビジネス諸問題について聞いてみました。

〈若手ビジネスマンが「~死ね!」と思ってしまう“問題”TOP10〉

(全16項目から3位まで選択。1位3pt、2位2pt、3位1ptで集計。R25調べ、協力/アイリサーチ)
1位 サービス残業 221pt
2位 有給休暇の取りにくさ 183pt
3位 無駄に長い会議 112pt
4位 年功序列 106pt
5位 忘年会や新年会の参加への強い圧力 71pt
6位 副業に不寛容 68pt
7位 結果より過程や努力を重視 67pt
8位 成果主義 63pt
9位 育児休業(休暇)の取りにくさ 55pt
10位 理論よりも精神論を重視 47pt

※番外
11位 「飲み会が結束力を高める」の風潮 46pt
12位 感染症(インフルエンザなど)でも出社する同僚 12pt

1位はやはりと言うべきなのか「サービス残業」。以下、有給休暇の取りにくさや無駄に長い会議が続きます。では、それぞれを選んだ理由を見ていきましょう。

【1位 サービス残業】
「時間内でできる仕事量にしないから、残業するしかないと思う」(26歳)
「日本そのものを蝕む悪」(27歳)
「社会人だから当たり前という風潮は気に入らない」(35歳)
「いくらでも働かされてしまう。残業代が抑止力となる」(37歳)
「労働基準法を無視している」(38歳)

【2位 有給休暇の取りにくさ】
「有給は風邪をひいたときにのためって、それは病欠でええやんって思う」(26歳)
「取れないし取ったらあとで嫌味いわれる」(33歳)
「周りが取らないため取りにくい。完全消化は夢のレベル」(31歳)
「建前はとれと言っているが、とったらとったで必要な時間数が足らない、ほかの人に迷惑がかかると言われとりにくい状況」(36歳)

【3位 無駄に長い会議】
「事前に決まってる出来レースを確認するだけの会議はうんざり」(30歳)
「結果何も決まらないのにゴマすり等も見受けられ、見かけ上のやっている感が出ている感じの会議」(38歳)
「意見を出し合うのではなく、一方的な話で長時間拘束される。意見を言っていい人物が決まっている」(39歳)

【4位 年功序列】
「使えない、仕事しない年配ほど年功序列にこだわる。実力主義にしてほしい」(30歳)
「明らかに無能な人は年齢が高くても地位を上げるべきではない。若くてできる人のモチベーションが下がる」(37歳)
「新しいことを学ばないのにおじさんの給料が高いうえ、さらに上がっていくのが許せない」(30歳)

【5位 忘年会や新年会の参加への強い圧力】
「行きたい人だけ行けばいいと思うから」(39歳)

【6位 副業に不寛容】
「副業できれば可処分所得も増えて景気もよくなると思うのに企業の都合でできない現実」(37歳)

【7位 結果より過程や努力を重視】
「結果で評価されないため、できるやつもできないやつも同じ評価をされてしまう」(30歳)

【8位 成果主義】
「多面的に評価するといっても結局は上の人間の主観で決まってしまう」(37歳)

【9位 育児休業(休暇)の取りにくさ】
「男は取りにくい雰囲気が嫌だ」(32歳)

【10位 理論よりも精神論を重視】
「精神論では成長出来ないのに精神論を出されるといらっとするし、パワハラに繋がっているから」(22歳)

まあ、大人な皆さんですから普段は「死ね」なんて口にはしていないでしょう。その分、腸(はらわた)がふつふつと煮え立つ音が聞こえてきそうな、内なる怒りが感じられるコメントが挙がっています。来年はこうした発言が“流行”しないことを切に願うばかりです。
(のび@びた)

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