大企業との最大の違いは人間関係!?

根強いヨイショ文化?中小企業、出世のコツTOP10

2017.03.25 SAT

データで読み解く ぶっちゃけ世論調査 > 世論調査

コンパクトな人間関係においては、それぞれの行動は良くも悪くも目立ちやすい。気に入られるのも嫌われるのも「あっという間」。肝に銘じておきたいところだ
画像協力:xiangtao / PIXTA
会社における「出世のために必要なこと」といえば、仕事の実績…だけではないのは、会社員なら誰しも知るところ。勤務態度にコミュニケーション、はたまたゴマすりなど、仕事以外の部分が左右するケースは数多くあることだろう。しかしひとくちに会社といっても、社員数人の規模のものから数万人を抱える大企業まで様々。特に、中小企業では上層部との距離が近い分、仕事以外の影響も大きそう。そこで50人未満の企業に従事する20~30代男性会社員100人を対象にアンケートを試みた(R25調べ。協力/アイリサーチ)。

■仕事以外で、中小企業で出世に大切な要素TOP10

(全12項目から上位3位を選択。1位3pt、2位2pt、3位1ptで集計)

1位 上層部をヨイショすること 116pt
2位 ストレス耐性が強いこと 81pt
3位 雑務を進んで引き受けること 57pt
4位 特定の役員に気に入られること 52pt
5位 会社の女性陣と仲良くすること 45pt
6位 職場の飲み会に多く参加すること 40pt
7位 プライベートでも職場の人と仲良くすること 33pt
8位 驚異的に体力があること 32pt
9位 多く残業すること 30pt
10位 職場の宴会を盛り上げられること 20pt
10位 デスクが整理整頓されていること 20pt

※番外
12位 声が大きいこと 13pt
13位 社長と同じ高校・大学卒であること 10pt

「上層部をヨイショ」がトップになったが、「ストレス耐性」や「雑務を進んで引き受けられる」など、個人の能力や努力によるところも大きいようだ。それぞれを選んだ理由を聞いてみた。

【1位 上層部をヨイショすること】
「上司との関係も良くしていかないと評価にも繋がらないから」(26歳)
「結局、仕事を頑張っても嫌われてたら何もないから」(33歳)
「昇進を決めるのは上層部だから」(37歳)

【2位 ストレス耐性が強いこと】
「これは多くの方も感じておられると思いますが、これに潰されてしまうと、学歴も業績も関係無くなってしまいますので」(35歳)
「出世すればするほどしがらみや人間関係が複雑になり、責任も重くなるから」(37歳)
「恥をかける人が出世する」(37歳)

【3位 雑務を進んで引き受けること】
「細かいことにまで目が届く人間が少ないのと、上の人間はそういう部分に気がつくことが多いので」(36歳)
「何事も進んでやる」(27歳)
「与えられた仕事以上のことをする必要があるから」(37歳)

【4位 特定の役員に気に入られること】
「世の中、誰に付くかを見極めることが出世につながる傾向にある」(27歳)
「役員に気に入られたら推薦されやすいから」(32歳)
「小規模な会社なので、創業一家に気に入られるかは重要」(38歳)

【5位 会社の女性陣と仲良くすること】
「女性の多い会社なので管理職になるのは気に入らないとだめ」(31歳)
「女性の方がうちの会社では力があるから」(39歳)

【6位 職場の飲み会に多く参加すること】
「仕事だけじゃなくて飲み会の時にも雰囲気がよいと評価されると思うから」(34歳)
「人付き合いがいいと思われる」(39歳)

【7位 プライベートでも職場の人と仲良くすること】
「オンオフが大事」(38歳)

【8位 驚異的に体力があること】
※コメントなし

【9位 多く残業すること】
「作業内容はともかく長い時間仕事することを評価する考え方がまだ残ってる」(33歳)
「無駄に昔から評価されてるから」(32歳)

【10位 職場の宴会を盛り上げられること】
「何となく」(37歳)

【10位 デスクが整理整頓されていること】
「できる人はそうなっている」(25歳)

“マメさ”と“要領のよさ”につながる声が多く見られた。これらは企業の規模を問わず大切なことといえるが、中小企業はコンパクトなコミュニティゆえ、人間関係の煩雑さをいかに攻略するかが面倒であり、出世のポイントにもなっているようだ。結局、“周囲と上手くやる”ことが出世にも働きやすさにも繋がるといえそう。自然体でそれができればベストなのだが…。

(吉々是良)

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