景気が上向きと言うけれど

国の借金総額が過去最高の700兆円もあるって知ってた?

2004.07.15 THU

さる6月下旬、財務省がとんでもない発表を行った。それによると、今年3月末現在の国債や借入金の残高状況…、つまり「国の借金」の総額は、なんと703兆1478億円! これは1年前より34兆円も増加し、もちろん過去最高(最悪)。生まれたばかりの赤ちゃんから寝たきりのご老人まで含め、国民1人あたり550万円もの借金を抱えている計算になるらしい。

でも、この「国の借金」ってどういう意味なのか。政府がどこからか勝手に借りた金が700兆円になったのか、それとも国民全員の借金で、1人550万円返さなくちゃいけないものなのか? テレビも新聞もさらっと報じるだけで、これがどういう借金なのか、どうもよくわからないのだ。

そこで、700兆円の内訳を調べてみたところ、だいたいこんな具合だった。一番多いのが国債556兆円で、次が政府短期証券の86兆円、そして借入金が61兆円…。

ちなみに、借金のほとんどを占めているこの「国債」というのは、普通国債や中長期国債、さらに特殊法人向けに財政投融資の原資を調達する財投債とかいろいろ種類があるのだが、ようするに、国が税収不足を補うために個人や企業から国債って形で金を借りることをいう。政府はその国債を毎年何10兆円もバンバン発行しまくったあげく、それが積り積って何百兆円もの途方もない大借金になってしまったのだ。

じゃあ国はなぜ国債を乱発したのか。たとえばNHKでは、「税収が伸び悩むなかで、国が必要な資金を調達するために国債の大量発行に頼らざるをえない厳しい財政状況が続いているためです」とか報じていたけど、これじゃサッパリわからん。問題は国債を大量発行するに至った経緯だ。なにしろ、国民が返さなきゃいけないものなのか? とさっき書いたように、まさにこの借金は増税という形で必ず自分たちにしわ寄せがくるものなのだ。したがって7/29号ではもう1回、この問題に触れたいと思う。 

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