「ヌーブラ」が進化した?

ブラ業界の風雲児、トリンプを知っているか?

2004.07.22 THU

突然だが、ブラ業界が熱いらしい。去年、大ブームになったのが海外生まれの「ヌーブラ」。シリコン製、胸に貼り付けるだけで簡単に豊かなバストが作れる、という画期的なブラなのだそうだ。そしてこの6月、その進化形と思われる「スキン・ブラ」を発表、注目を浴びているのが、トリンプ・インターナショナル・ジャパンという会社だ。

女性向け商品を扱う会社は男性には馴染みが薄いが、知る人ぞ知る優良企業は実はたくさんある。トリンプもそのひとつだ。年商477億円。平成大不況をものともせず17期連続で増収増益を達成中。98年には婦人下着業界で2位に躍進し、ここ10年で売上高は2倍になった。その秘密が独自の経営手法。2つご紹介しておこう。

ひとつは、究極のスピード経営を可能にしている「MS(マーケティング&セールス)会議」だ。毎朝8時半から9時半に、全国の営業所をテレビ回線でつなぎ、役員、部課長、担当者など、多いときには50人ほどが出席。何がすごいのかというと、人事、給与を除いた会社に関するあらゆる案件がこの会議で議題となり、社長を交えて即時決裁されてしまうのだ。毎朝、数十のテーマがこの場で決着。しかも議事録は1時間以内に全社員へメール配信される。経営課題はガラス張り、しかも問題の先送りは一切なし、責任も権限も戦略も明確そのもの。社員のやる気も出るわけだ。

そしてもうひとつが、「頑張るタイム」。毎日、午後の始業時間である12時半から14時半までの2時間は、私語はもちろんコピーも電話も立ち歩きも、部下への指示や上司への確認までもが禁止される。自分の仕事だけに集中できる貴重な時間になるのだ。同社を躍進させた画期的なアイデアが、この時間に次々に生まれたという。

かつて吉越浩一郎社長に取材したことがあるが、彼はこう言っていた。日本人の仕事はもっともっと面白くできるはずだ、と。経営で企業は変わる。仕事も面白くなる。それは本当らしい。

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