秋葉原の夜が変わる!?

“激安の殿堂”の上に“オタクの殿堂”がオープン!

2004.09.30 THU

おもしろいデータがある。野村総合研究所(以下NRI)の発表によると、「国内における“オタク層”の市場規模は約2900億円。デジタルカメラの国内市場規模を上回る」というのだ。「インターネットの普及によって、情報交換や“自慢”などの場が形成されたことが、彼らの消費行動の深耕につながっていると考えられます」(NRI広報部・野村氏)。算出方法にいささかの疑問がないこともないが、特定分野に対する深い知識量とこだわりを持つ“オタク層”の財布から出るお金が、日本経済の一部を下支えしているのは事実のようだ。

この魅力ある市場を取り込もうと、8月14日、東京秋葉原に新たなスポットが誕生した。旧ラオックス・アソビット館だった場所に、深夜営業も行う“激安の殿堂”、「ドン・キホーテ秋葉原店」が出店。注目は、同ビル5階フロアにできた「アキハバラ・ファン・ミュージアム」だ。アニメ、玩具、ゲーム、映画などの最新情報を発信する、いわば“オタクの殿堂”。3カ月ごとに更新される10のブースには、「アキバ文化」を牽引するメーカーが、新作などのプロモーションを行う。なかには「コスプレ占い」なる、やや無理めなコンセプトのブースや、噂の「メイドカフェ」も。

同ミュージアムの企画を手がける、株式会社サイバーブレッド・平子さんは「秋葉原では企業主導で仕掛けるものは失敗する、という定説が。だから、逆にある程度自由度の高い空間にして、お客さんにナビゲートしてもらうぐらいの気持ちで運営しています」と語る。

フロアを歩いていた30代男性に同ミュージアムの感想を聞くと、「展示だけで動きのないブースが多い。体感コーナーなどもっと楽しめる仕掛けがあれば」と、なかなか辛辣な意見。これまで、20時以降は閑散としていた秋葉原だが、今では深夜も徐々に賑わいを見せているという。“オタクの街”の新たなランドマークになれるかどうか、今後に注目だ。

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