今年からビールにも導入

わかるようでわからない「オープン価格」ってナニ?

2005.01.13 THU

今年から、ビールが「オープン価格」に。というニュースに、違和感を覚えた人も多かったのでは? 一般的にオープン価格とは、家電製品のように高価な商品につけられる、というイメージが強いもの。それが何故ビールに?? という疑問を解消する前に、まず「オープン価格」について説明すると…。

ってその前に。日本には大きく分けて「メーカー希望小売価格」、「オープン価格」、そして「定価」という3種類の価格があることを知ってましたか? この中で、皆さんの大半が「定価」と呼んでいるのは実は「メーカー希望小売価格」。文字通り商品を作ったメーカーが小売店で販売する際の目安を提示したもので、小売店はこの価格で販売する義務はない。ちなみにメーカーが提示した価格で販売しなければならない本当の「定価」は、新刊書籍や音楽CDなど一部の商品にしかつけられないのである。

そして問題の「オープン価格」。これはメーカーが小売店での希望販売価格を特に提示せず、お店側で自由に価格を決めてもよい、ということを示すもの。オープン価格にするかどうかは、業種を問わずメーカーの判断に任されている。いわゆる量販店の登場→隆盛により、値引き競争が激化した結果、希望小売価格の意義が薄れるようになった70年代から導入された価格制度で、現在は食品や化粧品など、激安販売されることが多い各種の商品でも導入されるようになった。つまり、ビールのオープン価格化も、昨今激化している酒類の激安競争に対応するものというわけだ。激安競争の歯止めとなるほか、店舗ごとの価格比較が難しくなるなど、正直消費者にとってはありがた迷惑な感もあるオープン価格だが、ことビールに関しては過当競争に苦しむ卸売業者や零細小売業などを救う施策でもあり、その是非を問うのは難しいところ。幸い、最近は「価格比較サイト」なんてのもあるんで、皆さんその辺を利用して賢い消費者になりましょう! てなことで、今日のところはご勘弁を。

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