最強の下半身タッグ誕生!?

コンドームのオカモトがイチジク製薬を子会社化

2005.04.27 WED

去る2月、コンドームのオカモト株式会社が浣腸薬最大手のイチジク製薬を買収した。イチジク側からオファーを出した友好的M&Aだというが、経営コンサルタントの板倉雄一郎氏は「買収による収益拡大が考えられにくいライブドアとニッポン放送の例とは異なり、規模は小さいものの相乗効果を生むはず」として興味を持っているという。

オカモトのプレスリリースによると今回のM&Aの狙いは、1.取扱商品の拡充、2.商品の開発・企画力の強化、3.事業体制の共用化。「今年1月のP&Gによるジレット買収は、取扱商品が重なっていない、流通ルートや販売網が同じなどの理由からM&Aの成功例だといえます。オカモトとイチジクも同様のケース。インターネットのシッピングサイトを調べたところ、意外にもコンドームとイチジク浣腸を一緒に買っている人は多いのです」(板倉氏)。これにより、いわゆるクロスセル(同じ顧客に別の関連商品を売ること)拡大の可能性も高いとのこと。

そして、当事者のオカモトにも話を聞いたところ、今回の件は以前からいくつか行ってきたM&Aのひとつにすぎないという返答。「当社はもともと4つの会社(3つのゴム会社と自転車会社)が合併してできた会社。じつはコンドームの売り上げは全体(約50億円)の1割弱、シューズ部門の売り上げよりずっと少ないんです」(総合企画担当・石居利明氏)。シューズ部門? 「主力商品はスニーカーブランドのPRO‐Keds。他にもラップ、ゴム製タイヤチェーン、プラスチックフィルム、建装・産業資材、車の内装品、福祉機器など、多様な製品を扱っています。特に競輪に使われるラテックスチューブは指定商品のため、国内シェア100%です」(石居氏)。

表には出ないものの、身の回りのあの商品がオカモト製である可能性も十分にあるようだ。いずれにせよ、経営コンサルタントも太鼓判を押す下半身タッグの今後の闘いぶりに注目したい。

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