医薬品にも「女性進出」の波!

男性向けの定番育毛剤や水虫薬が女性にヒットする理由

2005.06.02 THU

「薄毛・水虫・痔」といえば、世のお父さんたちが娘に嫌われる3大疾病といってもいいだろう。ところが最近は女性をターゲットにした予防・治療薬が出回り始めた。大正製薬は、男性用で3200万本超(累計)を販売した発毛剤「リアップ」のブランド力を生かし、4月から国内初の女性専用発毛剤「リアップレディ」を発売。

「『アンチ・エージング』対策として、女性の関心は高いんですね。わが社の調査では、3割もの女性が薄毛や抜け毛に悩んでいるという結果がでています。『女性向けがほしい』という声を受けて女性を対象にした臨床試験も行い、今回の発売に踏み切りました。現在の市場規模は、男性用が年間300億円強なのに対して、女性用は10億円程度ですが、新たな市場を創造するための起爆剤にしたいです」(大正製薬リアップブランドマネージャー山口義人さん)

また、女性専用ではないが、銀色のおしゃれな容器入りの資生堂「薬用アデノゲン」は「発売後約10日間で年間計画の半分に当たる50万個を出荷した」(同社広報部)という。第一製薬の「カロヤンリセッタ」は、ボトルを口紅型のデザインにしている。

ストレスや過激なダイエットなど、生活環境の変化が女性の髪に影響しているといわれる。足回りも同様。ブーツの流行などで、水虫菌がすみつく「高温・多湿」の環境にさらされ、水虫で来院する患者の半数は女性だという報告もある。さらに、痔についても女性の悩みは深刻で、ここにきて「女性専用外来」を設ける病院も登場した。

こうした変化に伴い、水虫、痔の市販薬も、女性向けのラインナップが増えてきた。これらが女性に受ける理由の一つとして、既存の化粧品やケア用品と同様、女性客が8割といわれるドラッグストアでも買える気軽さがあげられる。オトコのコンプレックスが市場を支えてきた製品は、いまや、オンナにとっても欠かせないアイテムになりつつあるのだ。

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