ゲーム業界にも着々と進む再編の波

バンダイとナムコの経営統合で何が変わる?

2005.06.09 THU

ゲームメーカーの大手、バンダイとナムコが経営統合! 次世代ハードのリリース情報など何かと話題豊かなゲーム業界だが、5月初めに発表されたこのニュースは驚きであった。

「ここ数年、国内のゲーム市場は縮小傾向。外資を含めてM&Aの噂は絶えず、業界再編は急速に進んでいます。ハードが進化しすぎて、ソフト開発に相当なコストを要するようになった今、小資本のメーカーが単独で戦うのは困難な状況です。こうした合併話はまだこれからも出てくるでしょうが、複数社間の異なったノウハウが統合され、新たなコンテンツを生みだすことはユーザーにとってむしろ歓迎すべき状況では?」(ゲーム誌編集者)

バンダイといえば、何といってもキャラクタービジネス。ガンダムを始め、巧みなマーチャンダイジング(商品化計画。以下、MD)戦略によって大きく伸びてきた。一方のナムコは、ゲームコンテンツの開発力に定評がある。合併会見において両社のトップは、「ナムコの開発力、バンダイのMDノウハウを組み合わせることで、事業の拡大と新規事業の創出をはかる」とその狙いを語っている。当の現場でも、この合併を前向きにとらえる関係者は多い。以下は、ナムコ社員の匿名コメントだ。

「そもそもキャラクター事業はナムコにとって隙間でしたし、企画開発の点ではメリットは大きい。社員のなかにはガンダムで育った世代も多く、より積極的な企画が提案されるのでは? 社内でも事業拡大が見込めると、前向きなとらえ方をする人が多いと思います」

僕たちユーザーは、はっきりいって面白いゲームが楽しめればそれでいい。もし、今回の合併により、昔懐かしの人気キャラが名作ゲームとして甦ったりするのなら、ゲームとアニメで育ったR25世代にとっても実に興味深いことだ。

もっとも、97年に発表された「セガバンダイ」白紙撤回の例もある。ぬか喜びに終わりませんように…。

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト