もはや東京を超えた!?

「アジアの不夜城・上海」現地では反日感情はどうなの?

2005.07.14 THU

反日デモの記憶はなかなか消えない。「石でも投げられるんじゃないの?」と同行した編集者は気にしていたが、心配は不要だった。16年前に私が上海を訪れたときは、外国人というだけで現地の人から視線を浴びたが、今やまったく違う。6月9日現在、その印象は“バッシング”どころか“パッシング”。誰も気にもしていないのだ。「日本人なんて、もはや中国人の相手ではない」。そんな空気を感じた。だが、中国人の自信も、街を歩けばうなずける。

高層ビルも林立する目抜き通りの南京西路は、2時間歩いてもこぎれいな店が途切れることはない。あちこちのデパートには、欧米のブランドショップがずらり。値段は日本と同じレベルだが、売れるという。平均給与は日本人の10分の1と言われるが、あくまで平均の話。日本にもとんでもない高給取りがいるように、中国にも高給取りは大勢いるのだ。今や「世界で最もモノがあるのは上海」と現地の中国人は言う。

私が何よりも驚いたのは、社会主義らしからぬ遊び心である。高層ビルも日本とは違って、色や形がユニーク。夜になると、競うようにライトアップする。さらに街を縦横無尽に貫くハイウェイの下にはブルーの照明が走り、これがまた美しい。夜の街が本当に華やかなのだ。そして欧米流の生演奏のナイトクラブやおしゃれなバーは、中国人や欧米人で深夜まで賑わう。私もナイトクラブに連れて行ってもらったが、ソウルフルな歌あり、セクシーなダンスあり、と楽しませてくれる。しかも安いのだ。

アジアとはいえ、オリエンタルムードの薄い東京に対して、エキゾチックな雰囲気満載の上海。これが欧米人には、たまらない魅力らしい。実際、欧米人は日本以上に見かける。しかも、小学校から英会話を学ぶ中国。みんな英語はペラペラだ。日本を“パッシング”して上海に向かう欧米企業や欧米人が、今後は急増していくのでないか、と感じた。百聞は一見にしかず。ぜひ一度、上海を体感してほしい。

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