R25世代の就労事情に変化の兆しアリ!?

フリーターから派遣社員までハーフリタイア的生き方とは?

2005.08.25 THU

働かない若年層を「ニート」なんて言葉で表す一方で、働くR25世代の就業事情にも少なからず変化がみられる。男性にも派遣社員という形態が少しずつ定着し、また、「Uターン就職」「Iターン就職」など、ローカルでの就業も目立つ。働き方はますます多様化しているのだ。

さらに最近は、新たな就業形態として、「ハーフリタイア」が話題になりつつある。これは、広義ではIターン就職を含み、狭義では1年のうち半分だけ働き、もう半分はのんびりと自分の生き方を見つめ直そうというスタイルのこと。また、都会の競争社会を離れ、望む環境にこだわって仕事を選ぶスタンスもこれに含んでよいだろう。

今年3月に勤務先を退職し、4月から沖縄県那覇市へ移住した小早川さん(31歳・千葉県出身)は、ハーフリタイアを選んだ経緯について、次のように語る。

「東京で働くことに、将来的な不安を感じたからですね。金銭的なことではなく、人込みや汚れた空気が受け入れられなくて…。どこで働いてもその苦労に変わりはないので、だったら自然の美しい沖縄で働くことに価値を見出すことにしました」

 沖縄でカメラマン兼ライターとして再出発した小早川さんは、ハーフリタイアという選択肢について、「自分に甘えずに進めるなら、試してみる価値はある」と言う。

こうした若い世代の就業形態の多様化について、「現在は久々に求人マーケットが活況を呈している時期。職業選択の自由度は高まっています」と指摘するのは、求人情報誌『B-ing』の金剛地千鶴子編集長。

「ハーフリタイアは先行事例も増え、より現実的な選択肢の1つになってきたようです。しかし、後ろ盾になるような制度があるわけではないので、よく考えてから決断してほしいですね」(金剛地氏)

終身雇用も今は昔。景気回復が叫ばれるなか、ようやく焦らずじっくり自分の生き方を吟味できる時代がやってきたということだろうか。

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