国の債務超過は245兆円!

840兆円も借金があるのに日本って破産しないの?

2005.10.27 THU

9月に発表された財務省「国の財務書類」によれば、日本の債務超過額は245兆円。さらりと書いてあったが、要するに日本は資産よりも負債のほうが多いのだ。この債務超過って、企業が破産するときによく使われる言葉。日本って、破産したりしないの?

そもそも日本は840兆円も借金を抱えている。あまりに額が大きすぎてピンと来ないが、これを一般の人にたとえてみると、年収は500万円なのに、借金を1億円抱えていることになる。にもかかわらず浪費をやめられず、さらに借金を重ねているような状態。誰がどう見ても、こんなのは続かないと思えるのだ。だが、国の財政を一般家計にたとえるのは適切ではないという指摘が、そのヒントとなる。人は年を取り、いずれ死ぬというライフサイクルがあるが、国家は天変地異でもなければ永続的に存続する。つまり、国とは永遠に借金ができてしまえる存在なのだ。誰かが貸してくれる限り、借金でき、存続できるのである。

だが、過去には破産した国家がある。記憶に新しいところでは、2001年、アルゼンチンの破産だ。大統領は、1320億ドルの対外債務の支払い停止を宣言した。危機の到来はこういう流れ。大量の国債発行→返済への不安の高まり→金利の上昇(金利を高くしないと国債を買ってもらえなくなる)→金利負担が重くのしかかり財政悪化→金利が払えず償還不能に…。

では、日本はこんなことにはならないのか。実はアルゼンチンと日本には、決定的な違いがある。アルゼンチンが国債を外国に買ってもらっていたのに対し、日本ではほとんど国内で消化できているのだ。例えば、日本人の個人金融資産は1400兆円。十分な余力がある。つまり、企業や国民に余力があり、日本を信じている限り、国債は無事に発行できるのだ。逆にいえば、日本の国債は危なくて買えないと日本人が考えれば、そこでジ・エンド。日本という国を破産させるかどうかを決めるのは、実は我々だったりするのである。 

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト