2006年のニッポンはどこへ向かうのか!?

拝啓 アメリカ様今年は何をご要望でしょうか?

2006.01.05 THU

アメリカ様、新年あけましておめでとうございます。旧年中は大変お世話になりました。

さて、毎年10月に届く「日米規制改革および競争政策イニシアティブに基づく日本国政府への米国政府要望書」(いわゆる年次改革要望書)ですが、昨年12月に頂戴しました。05年は自民党圧勝によって、長年アメリカ様がご要望されていた郵政民営化がようやく実現する運びとなりました。これだけの大仕事が終わった直後だというのに、またたくさんのご要望をいただき、誠にご苦労様でございます。

今回の目玉はやはり「医療用具と製薬品」でしょうか。価格設定改革の項を要約すると、「アメリカ製の高額な医療機器をもっと日本国内で売りやすくしろ」とおっしゃられているわけですね。ブッシュ政権は米国の医療メーカー様から多額の政治献金を受けておられるそうですが、この要望と何か関係があるのでしょうか? 医療費が高騰し、病院にも行けないお年寄りが増えないことを祈るばかりです。

これまでの要望を踏襲するものとしては、金融サービスの「外国銀行の支店が国内銀行と同様に信託および銀行業務を行えるように」や、商法の「三角合併を許可する規則を与えよ」などがありました。でもこれを進めると、日本企業がどんどん外資に買収されるような気が…あ、それが狙いでしたか。こりゃまた失礼しました。

さて、これら要望書の原文を読んでいると、やたらと「Ensure」という単語が出てきます。直訳すると「確保する・確実にする・保証する」ですが、文頭にあるってことは命令形…ですよね? 実は同様に、日本からアメリカ様にも年次改革要望書を出していますので、ちゃんと読んで「Ensure」してくださいね。ていうか、京都議定書ぐらいサインしてくれてもいいじゃないですか。06年は頼みますよ、マジで。

というわけで、本年も密接で対等なお付き合いのほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

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