地方でどんどん増えてます

スーパーの究極の店舗形態「スーパーセンター」とは?

2006.02.23 THU

地方出身者のみなさん。近ごろ実家に帰るたび、あまりの故郷の変わりようにびっくらこきませんか。やたら目につく老人ホームと道の駅。廃れちまった駅前商店街に地元スーパー。代わりに田んぼにそびえるショッピングセンターが、やけに繁盛していたり。

そんな盛衰激しい地方の小売業界で、今一番ホットなのが「スーパーセンター」(以下SuC)という業態。スーパー戦隊みたいですけど、それはまるでスーパーマーケットとホームセンターが合体変形したような店構え。これの何がすごいのか?

「近年イトーヨーカドーやダイエーが展開する大型のGMSが苦戦しているなか、SuCは人口5万人の小さな商圏でも成立する小売業態として期待されています。大きな特徴が、1万~2万の広大なワンフロア・ワンレジの店舗に、食品から雑貨まで揃う10万~20万点の品揃え。そしてディスカウントショップ並みの安さ」(月刊ストアーズレポート・風間晃編集長)

フランスのカルフールが生みの親、アメリカのウォルマートが育ての親といわれるSuC。日本では96年、北陸の小売業みった(現プラント)が「PLANT」ブランドで展開したのがさきがけで、以降、イオンやベイシアなど大手小売会社がこぞってSuC開発に取り組んでいるという。

「注目すべきはその高い収益構造です。代表的なGMSの営業利益率が1.5%なのに対し、SuCは約4%もある」(同)

一部SuCでは、バックヤードをもたず、商品の棚出しを納品メーカーが行うなど、低コスト運営を徹底しているとか。また新聞チラシや看板広告を打たない代わりに、宣伝費をすべて商品値引きに充て、安さ自体で集客力を高めたり。店舗によっては買い物中に、子供や爺ちゃん婆ちゃんを預けておける託児所や託老所を併設する店も。

折りしも「まちづくり三法」の見直しで、大型店の出店が規制される動きもある流通業界。そこで日本型SuCはどのような発展を遂げるのか、注目しよう。

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