そろそろ頼まれたりしない?

「保証人」と「連帯保証人」の違いって何ですか?

2006.04.20 THU

おばあちゃんは言ってた。「保証人だけにはなったらあかんよ」。その教えを守り続けて二十数年――法学部を卒業したわりには――いまだ保証人と連帯保証人の違いさえ知らず。

てゆーか、みなさんわかります? 「保証人は一人で、連帯保証人はみんなで連帯して、責任を負うんじゃないの?」くらいに思っちゃいませんか(それはぼくです)。そのへんきっちり把握しておくべく、弁護士の谷原誠先生にお話をうかがいました。

「まず、保証人が持つ3つの権利の説明を。1.例えばお金を貸した人が、借りた張本人に対して『金返せ』と言わないで、いきなり保証人に『あなた代わりに返して』と言ってきた場合、保証人は『先に本人に言えよ』と請求できます(催告の抗弁権)。2.また、貸し主が借り主に『金返せ』と言ったにもかかわらず返済しない場合でも、保証人が『借り主はホントは返せる』ことを証明すれば、『先に本人の財産を取り上げろ』という主張ができます(検索の抗弁権)。3.さらに保証人が複数いる場合、各保証人は、借金額を均等に分けた部分のみについて責任を負えばいい(分別の利益)」

でもこれが「連帯」保証人だと…。

「前述した3つの権利がない。つまり複数の保証人がいたとしても、あなただけに突然『全額返せ』と言われたら返すしかない」

うわ、最悪じゃないですか。

「だから連帯保証人になるのは、『自分が使うお金でもないのに、それだけの借金を背負う』のと同じこと。賃貸契約なら被害も少ないですが、安易に『借金の連帯保証人だけにはなるな』と言いたいですね」

じゃあ、連帯じゃなきゃいいか。

「現在の慣例として、お金を借りるときや、家を借りるときに必要な『保証人』とは、すべて『連帯保証人』のことですのでご注意ください。市販の借用書にはあらかじめ『連帯保証人』という欄があるほどです」

ともかくおばあちゃんの言ってたことは正しかったんだ。肝に銘じとこ。

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト