残業より大事なものって何だ…?

「デートより残業を選ぶ」新入社員、史上最多8割強

2006.08.17 THU

デートの約束があったとき、残業を命じられたら、あなたはどうしますか?

「デートをやめて仕事をする」80.1%
「残業をことわってデートする」19.5%

財団法人社会経済生産性本部による平成18年度新入社員の「働くことの意識」調査によれば、実に8割強の「残業を優先する」という結果が出たと新聞が報じていた。

同本部のHPで見てみると、「デートより残業」派は、調査開始以来の過去最高。8割という数字はやっぱり当然か、それとも意外なのか。過去をみやれば「残業よりデート」派が、1973年に30%、91年に37%と推移し、バブル期がピークだった。景気が良くなり、雇用情勢はバブル期並みになっただけにこの一派が増えてもおかしくないが、それはない。やはり90年代に日本を襲った年功序列・終身雇用崩壊、実力主義時代の到来という荒波が、若者たちの心の奥までしみこんでいたのか。あるいはリストラで人手不足となった職場で、とてもデートになど行けるはずがないと気づいたか(調査は入社前後に行われている)。

本誌編集会議でもこの結果の背景についての議論が沸騰したが、大まかに想定できたことは2点。ひとつは、実はデートというものの価値が相対的に下がってしまったのではないか、ということ。ゲーム、音楽など、他にも面白いことはいっぱいある。デートの魅力そのものが薄れているのではないか(そもそもデートという言葉は今、存在しているのか、ということも含め)。

そして一方で、仕事を頑張っている=カッコイイという仕事そのもののステータスのアップ。「忙しいんだ、オレは」というのは、いわば会社から必要とされている証し。自身のイメージアップにつながると。

「でも、問題はデートの中身。絶対すっぽかしてはいけないデートが存在するのだ!」という声が、なぜか妻帯者から多数上がっていたのは偶然か。ちなみに「残業する」派は男性77.2%に対し、女性85.0%と女性が上回ったという。

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