預金金利は100倍になったというけれど…

ゼロ金利が解除されると僕らにどんな影響がある?

2006.08.24 THU

去る7月14日、日銀は短期金利の誘導目標を0%から0.25%に引き上げた。約5年4カ月ぶりにゼロ金利が解除されたのだ。そこにはどんな意味があり、R25世代にはどんな影響があるのか? 楽天証券経済研究所客員研究員の山崎 元さんに教えてもらった。

「ゼロ金利解除は日本の景気が回復し、デフレ脱却を果たした結果といえます。ゼロ金利は金融市場としては異常な状態。それがやっと正常化したわけですね」(山崎氏)

ゼロ金利解除の直後、メガバンクは普通預金の金利をいっせいに0.001%から0.1%に引き上げた。新聞には「金利100倍」などと見出しが躍ったが…。

「100万円を1年間銀行の普通預金へ入れると利息10円だったものが1000円になるだけ。これはATMを時間外に月1回ペースで利用したら吹き飛んでしまう程度です。今の普通預金に魅力はありません」(同)

もしも、余裕資金を安全に運用したいなら、山崎さんのオススメは変動10年の個人向け国債。これは長期金利の動きに連動して半年ごとに金利が見直される商品だ(最新の金利は1.1%)。今の金利は悪くないし、今後、金利が上昇すれば、この商品の金利も上がるのがメリット。年4回発行され、一部の銀行、郵便局などで買える。

さて、ゼロ金利が解除され、日本の景気はまだ良くなるという見方があるが…。

「アメリカはここ2年半利上げを続けてきましたが景気減速懸念が出て、利上げをやめようかという時期に来ています。だから、アメリカの影響を受ける日本の景気が今後失速するという見方もあります」(同)

今後の日本の景気は微妙なようだ。確かなのは今現在の日本の景気が良く、求人が売り手市場ということ。というわけでR25世代への山崎さんのオススメは条件のいい今のうちに自分に合った職業を探し、自分の稼ぐ能力を磨いておくこと。確かに1%未満の金利では利息もわずか。それを気にするより、やりがいある仕事につき、給料が上がった方がいいですよね。

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