あなたの人生は黒字? 赤字?

「生涯収支」という考え方のススメ

2006.11.02 THU



写真提供/時事通信
「あなたの人生は黒字ですか? 赤字ですか?」。 日々の生活が忙しくて、そんなことは考えたことがないかもしれません。あるいは、「黒字だよ」と答える人も多いでしょう。しかし、調べてみると驚くべき結果が出ました…。

『週刊東洋経済』で試算したところ、人生の「生涯収支」は、全34業種のうち半分の17業種で赤字になったのです。支出は人それぞれの生き方によって当然異なりますが、一定のライフイベント(たとえば結婚、出産、子供の教育費、住宅ローン)、そして日々の生活費などの平均データを集め、「日本人の生涯支出」を算出したところ、生涯の平均支出は2億7870万円に達しました(子供2人が小学校以外は私立に進学する、住宅ローンは3000万円の35年ローンという前提)。

 生涯収入は業種別に『週刊東洋経済』で算出した「生涯給料」に退職金、年金等を加えて求めています。この生涯収入と生涯支出の差し引きがプラスなら黒字、マイナスなら赤字というわけです。

 平均支出で算出したたため、生涯給料が多い業種が黒字になっていますが、高い給料をもらっている業種の人でも、浪費家なら赤字となります。

 逆に、給料が低くても節約する人(子供が公立・国立の学校に進学する、住宅ローンを抑える、生活費を切り詰めるなど)なら人生は黒字。ここでは、あくまでも平均支出を差し引いただけなので注意してください。

 これらの試算結果からは、生きていく際に必要なお金を把握したうえで、早い時期から「生涯収支」という考え方を持つことの重要性が見えてきます。若いうちから将来のライフプランを考えるのは難しいですが、普通預金口座に入れているだけではお金は増えません。給料が伸び悩んでいるのであれば、多少のリスクを取ってでも手持ちのお金を増やすという資産運用面での努力も必要になってくるのです。


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