いちばん大きいのは東京にあります

地元にもある「商工会議所」いったい何をしているところ?

2007.02.01 THU

「商工会議所」って、地元にもありませんでした? 学生のころは模試の会場だったし、最近はご当地検定などでその名を見かけるけど、普段は何をやってるの? 『大辞泉』には「商工会議所法に基づき、市など一定地区内の商工業者によって組織される自由会員制の非営利法人」と書かれているけど…。全国の商工会議所組織を束ねる日本商工会議所に聞いてみた。

「商工会議所の興りは明治11年。日本が幕末の開国で結んだ『関税自主権がない』などの不平等条約を撤廃する交渉で、列強諸国から『日本には議会も商工会議所もないのに、どうやって世論を集めたのか?』と反論されたそうです。そこで、商工業の発展を図るため、日本経済の父と呼ばれる実業家、渋沢栄一氏が東京に商工会議所をつくりました」(総務部課長・荒井恒一さん)

その後、戦時中など制度の変遷はあったものの、現在はなんと全国520カ所にあり、143万事業所が加入している。いったい、どんな活動をしているのでしょう?

「会社の資金繰りや経営相談を行ったり、地域全体の活性化にも取り組んでいます」(同)

身近な例としては、商取引のお世話、商店街や地域のイベント、学生Uターン、Iターン就職の促進などもあるという。

「また、そろばんや簿記の検定を主催していますが、近年加わったのが『PC検定』です。以前は『読み、書き、そろばん』でしたが、いまは『読み、書き、パソコン』ですよね。時代の変化に応じて、各企業の従業員のビジネススキルを磨くのも商工会議所の仕事です」(同)

このほか、現在力を入れているのは「歩いて暮らせるコンパクトなまちづくり」。高齢化社会の課題として、町の中心を駅前に戻そうというプランも進めているという。

国や地方の行政、住民たちと連携し、様々な活動に取り組む「商工会議所」。謎に満ちた古い建物ってイメージだったけど、縁の下の力持ちとして、地道に日本経済をバックアップしているのね。


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