9001、14001、20001…いろいろあります

ISOは「14001」がホット!大企業が取得したがる理由とは?

2007.03.01 THU



イラスト:牧野良幸
「チョコレートを生産する工場は、ISOの基準を満たしていませんでした――」。一連の不二家騒動で、ISOがメディアをにぎわせていたのは記憶に新しい。

ISOとは、スイスに本部を置く審議団体「国際標準化機構」のこと。世界140カ国以上が加盟するISOが、工業分野の国際標準規格を策定し、その種類ごとにナンバーが割り振られている。メーカーの品質事件などでクローズアップされる「ISO9001」は品質マネジメントシステムの国際規格だが、最近は何番が注目されているのか、ISO業界専門誌「月刊アイソス」の編集長・恩田昌彦氏に聞いてみた。

「まずおさえておくべきはISO14001。これは、『環境マネジメントシステムを認証する規格』です。“環境にやさしい”イメージをアピールできることもあり、現在約2万社が取得しています。これは、簡単に言うと、経営に“環境負荷を減らす仕組み”をつくること。紙ゴミ削減や節電はもちろん、省電力商品の開発や販売などもこれに当てはまります」

しかし、社内から出る廃棄物カットのノルマがキツいため、社員がこっそり自宅にゴミを持ち帰っている…なんてヒサンな体験談もあるそうだ。

「ISO取得が一時期ブームとなり、ISO14001だけでは企業アピールになりづらいのが現状です。また、審査機関から定期的にチェックが入るなど、取得後の負担も小さくはありません」(同)

時間と費用をかけて取得したのに、大した箔付けにもならず、維持費だけかかるのは本末転倒のような気も…。とはいえ、ISOの取得は、一定の基準をクリアした証しとなるため、企業が取引先を選ぶ明確な基準となっているのも確か。最近は、顧客情報をはじめ企業が扱う情報に焦点を当てたISO27001も注目されているそうだ。ビジネスマンとして、ISOの最新動向やトレンドを一度しっかりチェックしてみては?


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