日本は一般会計で約80兆円

「アメリカの国家予算」の規模っていくらだっけ?

2007.03.08 THU



写真提供/AFP=時事
ブッシュ米大統領が2008年度の「予算教書」を発表した。この予算教書とは「一般教書」「大統領経済報告」とともに3大教書と呼ばれるもので、米国の大統領が議会にしめす予算の編成方針、いわば予算案のことだ。

ところで米国の予算っていくらなのか。日本の場合、一般会計が約80兆円(特別会計が約200兆円)というのはだいたいみんな知っているが、じつは米国の国家予算がいくらなのかは意外と知られていない。たとえば、予算教書について報じた新聞記事をみても、対テロ戦争による戦費増大が財政を圧迫しているといったことは詳しく報じているのに、米国の予算が全部でいくらなのかはほとんど書かれていないのだ。

そこで米国の財政にすごく詳しいはずの外務省北米第2課に聞いてみると、「当課では把握していません」となぜかつれない返答。ひょっとして米国の予算総額ってとてつもない国家機密なのか、と思いつつ米国大使館に聞いてみたら、今度はあっさり教えてくれた。それによると、米国の08年度予算総額は前年度比4.2%増の2兆9020億ドル。米国の予算には日本の一般会計80兆円というようなざっくりとした数字はなくて、予算教書にある歳出総額がいわゆる“国家予算”にあたるという。

ちなみに、この2兆9020億ドルというのは、1ドル120円で計算すると348兆2400億円。世界一の大国の予算としては多いのか少ないのか微妙な数字だが、はっきりしているのは、米国もまた日本と同様に財政赤字解消のための歳出削減にとりくんでいるということ。しかも富裕層を対象にした減税を継続し、経済成長によって財政収支を改善させるといったあたりも安倍さんとまったく同じだったりする。

こうしたやり方で12年には黒字に転換するとブッシュ大統領は言う。でも、増え続ける戦費に米国でも進む高齢化と、米国財政の先行きを不安視する声は少なくない。どこの国でも予算とは、やっぱりその使われ方がいちばん重要なのだ。


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