自動車メーカーは円安で過去最高益へ

ボクたちが円安のメリットを受けるには?

2007.03.15 THU

自動車メーカーの業績が好調だ。大手8社のうち、5社までが過去最高の営業利益をあげる見通しだという。好調な理由の一つに円安がある。自動車メーカーは海外での売り上げが多い。そして、円安ドル高が進めばクルマの値段は円ベースでは変わらなくても、ドルベースでは安くなるから海外企業より価格面で優位に立てる。また、ドルで上げた収益を円に換えればドル高になっている分、それがかさ上げされる。自動車メーカーなどの輸出企業は円安のメリット大なのだ。

ここ3年で円はドルに対して約14%、ユーロに対して約20%も安くなっている。では、なんで円安が進んでいるのだろう?

景気、国際収支、政策、戦争・テロ、為替介入など為替は実に様々な要因で動くが、今の円安の大きな流れを作っているのは日本と諸外国との金利差だと見られている。先ごろ、日銀は政策金利を引き上げたが、それでやっと0.5%の低金利。一方、アメリカは5.25%、ユーロは3.5%の高金利だ。そこで、高金利の外貨建て金融商品を買って運用する人が増えている。また、ヘッジファンドなどは低金利の円で借金して、それを外貨に換えて運用することも活発に行っているらしい(これを「円キャリートレード」という)。円を売って、外貨を買うこうした投資行動が円安を推し進めているのだ。

さて、円安になるとボクらには何かメリットがあるのだろうか? たとえば、円安の恩恵を受ける輸出企業で働いている人なら、給料が上がるかもしれない。そうでない人は輸出企業の株を買って値上がり益を期待するのも一つの手だろう。

また、外貨で運用することを考えてみてもいい。たとえば、外貨建ての債券を中心に組み入れた「外貨MMF」を買ってみるのだ。今後大幅な円高になれば損する可能性もあるが、余裕資金の一部を振り向ける程度のスタンスなら、やってみる価値はあるんじゃないだろうか?


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